味の素は28日、「60代以降の就業及び健康」に関する調査の結果を発表した。対象は、全国の40~70代男女2,000名、調査時期は2015年9月。

40代、50代で「60歳以降も働きたい」人は6割以上

40代・50代の回答者に、「60歳以降も働きたいと思うか」を聞いところ、「働きたい」「どちらかといえば働きたい」と回答した計61.3%が働きたい意向を示した。

「60歳以降も働きたいと思いますか?」(40代、50代)

60代、70代の回答者に「リタイアした年齢」を質問したところ、リタイアした年齢は平均62.8歳だった。また、「何歳まで働くと思うか」を聞くと、60代・70代でまだリタイアしていない人は、平均70.7歳だった。一方、40代・50代では平均62.5歳となった。「60歳以降も働くとしたらどんな不安があるか」を聞くと、全体の1位は「体力的に続けられない」(57.0%)だった。次いで、2位は「健康を維持する」(39.2%)、3位は「ストレスが溜まる」(32.1%)という結果となった。

年代別でみると、「体力的に続けられない」の項目がすべての年代で1位となった。なかでも、40代は67.7%、50代は66.6%と、それぞれ約7割が体力面に不安を示している。

「60歳以降も働くとしたら(働く人にとって)どんな不安があるか)」