JR西日本岡山支社は、2016年春改装オープン予定の「旧津山扇形機関車庫」(岡山県津山市)の概要を発表した。収蔵車両に新たに蒸気機関車を加えて充実を図るとともに、展示スペースなどを再整備し、施設名も新たに「津山まなびの鉄道館」として生まれ変わる。

「鉄道の歴史と変遷を学べる展示室」イメージ

校外学習などの受け入れに使用する「学習室」外観イメージ

リニューアルにともない新たに展示車両に加わるのは、国内で製造された機関車の中で最多製造数を誇るD51形蒸気機関車1両と、ディーゼル機関車3両(DF50形・DD13形・DD16形300番台)の計4両。現在収蔵している機関車や気動車にこれらの車両が加わることで、所蔵車両数は13両に増えることになる。

扇形機関車庫に併設していた展示室は、鉄道の歴史や移り変わり、駅や車両のしくみについて、映像や収蔵品、体験などを通して学べる施設へリニューアル。津山の街並みに見立てたジオラマをNゲージ模型が走り抜けるジオラマ展示室も設ける。施設概要を紹介するDVDの視聴も可能な学習室を新設し、学校やクラス単位での校外学習も積極的に受け入れる。