ニールズヤード レメディーズは10月29日、「ニールズヤード日本上陸30周年アニバーサリー~第1回ベストアロマニストアワード授賞式~」を東京都・表参道の同社店舗内で開催。同授賞式のあとには、「多様化する女性の働き方とセルフメンテナンスとしての香りの重要性について」と題したトークセッションが行われ、「ベストアロマニスト」に選ばれた歌手のhitomiさんがアロマの活用法などについて語った。

「ベストアロマニストアワード」を授賞したhitomiさんがゲストとして登場

忙しい日々の中にゆっくりとした時間を

アロマの活用法について語ったhitomiさん

同イベントは、イギリスで誕生したアロマ商品のブランド「ニールズヤード レメディーズ」が日本に上陸して30周年となったことを記念して開催されたもの。ゲストのhitomiさんは「アロマセラピーライフスタイリスト」の資格を持ち、この日、同社が創設した「ベストアロマニストアワード」を授賞。

hitomiさんは華やかな黄色のワンピースを着ての登場となった。早速司会者から日常生活へのアロマの取り入れ方を尋ねられると、「のどの調子が悪いときに、ユーカリなどのスーッとした香りをかいだり、集中力を高めたいときにローズマリーの香りを楽しんだりしています」と彼女なりの利用法を紹介してくれた。

今では2児のママとなったhitomiさん。10~20代から生活の環境が変わるにつれて、アロマの使い方も変わってきたという。「独身のときは読書しながら香りを楽しむ余裕があるけど、子どもがいるとそんなことをやっている暇はない」と指摘。

「子どもが寝静まったときに、1人で夜中にアロマクリームを塗ったり、お風呂に精油を入れてみたりするだけでも楽しめる」とアドバイスした。さらに、「アロマを使うことで、1日の中にゆっくりとした時間をみつけていくのも大事なことだと思う」と提案。会場の女性たちの共感を得ていた。

子どもにはわかりやすい香りからトライ

hitomiさんが育児についてもトーク

hitomiさんは、子どもと香りを楽しむこともあるという。「この前オレンジのアロマオイルを使っていたら、子どもがいいにおいだねって言ってくれたんです」と育児のエピソードを披露。「子どもにとってみると、果物のオレンジがその場にはないのに香りだけする、というのが手品みたいに感じるようです」とうれしそうに話し、わかりやすい香りから体験することを勧めていた。

子育てについては、「自分が若いときに言っていたことを子どもが言うようになって、つい怒ってしまう自分がいる。まさかこんな立場になると思っていなかったので、日々葛藤しています」と話し、会場の笑いを誘った。

今の私でいいと許してあげることも大事

最後に、美しさを保つ秘訣(ひけつ)として「無理をしすぎないこと」と語ったhitomiさん。「忙しさに振り回されると、私、どこいっちゃったんだろうっていう気持ちになると思うので、アロマを楽しんで自分にピントを合わせる時間を作るだけで生き方が変わってくると思います」と優しく話してくれた。また、ご主人から「そのままでいいんだよ」といってもらえることが心の支えだとしたうえで、「今の私でいいと許してあげることも大事」とアドバイスした。

hitomiさんの自然体な会話で終始和やかな雰囲気が流れたトークセッション。仕事や育児で疲れたときは、できる範囲でアロマを楽しんでみるのもいいかもしれない。