スタイルアクトはこのほど、「第31回 マンション購入に対する意識調査」の結果を発表した。それによると、マンション価格が「高い」と回答した人は約7割となり、買い時感が減少した。
マンション価格、7割が「高い」と回答
現在の物件の購入価格をどのように感じているかと尋ねたところ、全体では68.5%が「高い」と答え、前回調査時(2015年7月)より5ポイント増えた。また東京23区購入希望者は72.4%が「高い」と回答した。
価格を理由に購入をあきらめた人に再検討する価格を聞くと、「15%以上下がったら」が95.1%と前回より17.1ポイント増加した。同社は「購入検討者の値頃感とマンション価格水準との乖離が進んでいる」と分析している。
マンション買い時DIは、全体ではマイナス6.7ポイント、東京23区購入希望者ではマイナス10.3ポイントに落ち込んだ。
1年後の価格変化については、全体では75.2%が「上がる」と予想し、特に東京23区購入希望者では「上がる」が81.0%を占めた。ただし、「横ばい」や「下がる」の割合は前回より増加したほか、今を「売り時」と判断する人は69.5%に上った。同社は「マンション価格の頭打ち感が出始めており、今後は『横ばい』や『下がる』と予想する人が増えていくと考えられる」と分析している。
調査期間は2015年10月6~9日、回収サンプル数は105件。