東京ビッグサイトで開催中の「第44回東京モーターショー2015」にて、FCAジャパンはアルファロメオ、ジープ、フィアット、アバルトのラインアップを発表した。通常のブースではなく、開放的なアトリウムに各ブランドのモデルを展示。アルファロメオ「4C スパイダー」が日本初公開された。
FCAジャパンは今年1月に誕生し、フィアット、アバルト、アルファロメオ、ジープ、クライスラーを扱う。同社代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロム氏も、今後これら5ブランドを積極的に販売していくことを報告していた。
東京モーターショーの会場には、クライスラーを除く同社4ブランドの最新モデルがそろった。フィアットブランド初のSUV「500X」、市販車で唯一というドグリンクトランスミッションを搭載したアバルト「695 ビポスト」はとくに注目を集め、ジープブランドの最新モデル「レネゲート」も存在感があった。
そんな中、アルファロメオの最新モデル「4C スパイダー」が日本初公開された。流麗なクーペスタイルが好評な「4C」をオープン化した同モデルは、車重わずか1,060kgと軽量で、パワーウエイトレシオ4.4kg/PSというスーパーカー並みのスペックを誇る。
エンジンは最高出力240PSの1,750cc直噴ターボで、アルファTCT(6速乾式デュアルクラッチオートマチック)と組み合わせてミッドシップに搭載される。アルファロメオ D.N.A.システムも搭載し、「オールウェザー」「ナチュラル」「ダイナミック」「アルファレース」の4つの走行モードを自在に切り替えられる。
外観上の特徴として、ヘッドライトが「4C」の「バイLED」から「バイキセノン」に変更され、表情に変化がつけられた。カーボンファイバー製のウインドシールドフレームは強度アップと軽量化に貢献し、ファブリックのルーフは専用バッグに収納してトランクに格納することができるという。