任天堂は29日、2016年3月期第2四半期決算説明会を開催し、スマートフォンなどのスマートデバイス向けコミュニケーションアプリ「Miitomo(ミートモ)」を発表した。2016年3月の公開を予定しており、価格は無料だとしている。

「Miitomo」

「Miitomo」は、ユーザーのアバター「Mii」を利用したコミュニケーションアプリ。Miiは、ユーザーに質問を投げかけ、ユーザーの情報を集めていく。そうして集めた情報を元に、他ユーザーのMiiと自分のMiiがコミュニケーションをとるという。このように、ユーザーが自分のことを自分から発信するのではなく、Miiが勝手に情報を発信する「ネタふりコミュニケーション」が特徴となっている。

「ネタふりコミュニケーション」が特徴。これらの画像は、任天堂ホームページ内に掲載されている

なお、他ユーザーとの交流は、フレンド登録した“トモダチ”間のみで行われ、同社は安心・安全面にも配慮したアプリだと説明している。対応OSやアプリ内課金など詳細はアナウンスされていない。

同社は今年3月、2017年3月末までに5タイトル程度のスマートデバイス向けアプリを投入すると発表していた。また、第1弾となるアプリは2015年内に公開するとしていたが、「Miitomo」の公開は、アプリの品質向上とスマートデバイス事業の最適化を考慮し、2016年3月に再設定された。