Cerevoは28日、インターネットの各種サービスと連携する「鍵」型のコントロールスイッチ「Hackey(ハッキー)」を発売した。直販サイト「Cerevo official store」での価格は9,980円(税別)。海外向けに、クラウドファンディングサイトの「indiegogo」でも展開していく。

Hackeyと使用イメージ

Hackeyは、IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を内蔵した台座部分と、物理的な「鍵」スイッチで構成される。鍵スイッチをオンにすることで、対応するWebサービスなどさまざまな動作を行う仕組み。設定はWeb上の管理画面「Dashboard」で行い、HTTPリクエストを受け取れるWebサービスであれば、Hackeyと連携できる。

発売時点での具体例としては、「IFTTT(イフト)」や「Zapir(ザピアー)」といったWebサービスを利用し、「鍵をひねってTwitterにメッセージを送信」「スマート電球の点灯・消灯を制御」「天気予報の結果をLEDで通知」といった使い方を挙げている。開発者向けにAPIも公開し、Hackeyを利用するハードウェアやソフトウェアを自由に開発可能だ。

そのほか、ヤフーのIoT向けアプリ「myThings」に対応。myThingsとHackeyを組み合わせることで、Hackeyを用いたさまざまな使い方を簡単に作れるようになるという。将来的には、「HackeyをひねってEコマースサービスで特定商品を購入する」といった動作も実現できる見込み。2015年内には、myThings上にHackeyチャンネルを開設する予定だ。

Hackeyのハードウェア仕様は、無線LANがIEEE802.11b/g、LEDカラーが5色(赤/緑/青/黄/紫)、鍵パターンは100種類(1種類2個を同梱)。電源はmicroUSBで、本体サイズは直径56×高さ51mm、重量は60g。microUSBケーブルやウォールマウントアダプタが付属する。