エレコムは27日、1.4GHzのデュアルCPU・デュアル補助チップを搭載したフラッグシップ無線LANルータ3製品を発表した。2016年2月から発売する。価格は税別25,450円から。

WRC-2533GXBK

デュアルCPU+デュアルコプロセッサを搭載し、高速転送が可能な11ac準拠の無線LANルータ。最上位モデル「WRC-2533GXBK」では、11ac接続時で理論値最大1,733Mbps、スループットで最大940Mbpsの通信が可能とする。端末の位置を狙って電波を発する「ビームフォーミング」機能や、複数ユーザーが使用しても速度が下がりにくい「MU-MIMO」なども備え、「家族でWi-Fiを楽しめる設計」をうたう。

利用時の便利機能として、通信データから使用中のアプリを解析し優先順位を付けることで閲覧中のコンテンツをバランスよく楽しめる「ストリームブースト」、2.4GHz帯と5GHz帯のうち空いている帯域を自動判別して接続する「無線LANスイスイナビ」機能を搭載。また、USBメディアサーバー機能、米QualcommによるIoT規格「Alljoyn」対応の家電の情報をスマートフォンで受信できる機能も備える。

設定面では、説明動画付きの無料設定アプリ「スカイリンクセットアップ」を提供するほか、Windows、Mac向けの設定用CD-ROM「SkyLink Manager」を用意。ファームウェアは自動で最新版にアップデートされる。

ラインナップは、4本×4本の送受信アンテナを備え、理論値最大1,733Mbpsの通信速度に対応した最上位モデル「WRC-1900GXBK」、3本×3本で理論値最大1,300Mbpsの中位モデル「WRC-1900GXBK」、2本×2本で理論値最大867Mbpsの下位モデル「WRC-1267GXBK」の3製品。

価格は、「WRC-2533GXBK」が税別38,310円、「WRC-1900GXBK」が税別31,880円、「WRC-1267GXBK」が税別25,450円。

アンテナ数を除く主な仕様は共通で、有線LANポートは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応で、WAN側×1、LAN側×4を搭載。無線LANはIEEE802.11ac/n/a/g/bに準拠し、USB 3.0×2ポートを背面に備える。

セキュリティ機能は、WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64bit/128bit)、ステルスSSID、MACアドレスフィルタリングなど。特典として、Android用セキュリティアプリ「イカロスモバイルセキュリティ for Android」の1年ライセンス、映像配信サービス「U-NEXT」を30日間無料利用権が付属する。

本体サイズはW220×D53×H210mm。重量は、「WRC-1900GXBK」が約660g、「WRC-1900GXBK」が約700g、「WRC-1267GXBK」が約690g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / RT / 10、Mac OS X 10.5~10.10。