JR東日本は11月19日、訪日外国人旅行者向けのお得なきっぷ「JR TOKYO Wide Pass」を発売する。関東エリアの新幹線と特急列車の指定席が3日間乗降り自由になる現行のきっぷ「JR Kanto Area Pass」をベースに、さらに対象エリアを拡大し、使いやすくリニューアルしたきっぷになるという。
「JR TOKYO Wide Pass」は、外国のパスポートを所持している外国籍の利用者に限って販売されるきっぷで、価格は大人1万円、小児5,000円。11月19日以降、成田空港駅・空港第2ビル駅など5カ所の「JR EAST Travel Service Center」と、品川駅・渋谷駅・池袋駅・上野駅ほか6駅の「びゅうプラザ」などで通年販売され、年間を通じて連続する3日間使用できる。
「JR Kanto Area Pass」で対象となっていた、関東エリアのJR線・富士急行線全線・伊豆急行線全線・東京モノレール線全線・上信電鉄線全線・埼玉新都市交通線大宮~鉄道博物館間に加え、新たにりんかい線全線と上越新幹線上毛高原~越後湯沢間・越後湯沢~ガーラ湯沢間(ガーラ湯沢駅は冬季のみ営業)、上越線土合~越後湯沢間がエリアに追加。これらの対象エリア内の特急列車(新幹線含む)・急行列車・普通列車の普通車指定席が乗降り自由になる。東武相互直通特急「日光」「スペーシア日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」などの特急列車普通車指定席も乗降り自由となる。
なお、「JR TOKYO Wide Pass」の使用にあたっては、東武相互直通特急は東武線内発着となる利用はできないなど、いくつかの条件が設定されている。