アウディ ジャパンは26日、同ブランド初のプラグインハイブリッドモデル(PHEV)「A3 スポーツバック e-tron」を発表した。全国の正規ディーラーの中で「5基以上の充電器設置」などの設定基準を満たした店舗「e-tron店」にて、11月12日から販売開始される。
同モデルは150PSを発揮するガソリン直噴ターボの1.4TFSIエンジンと電気モーターを組み合わせ、外部から充電可能なリチウムイオンバッテリーも搭載。電気モーター単独のEVモードで52.8km(国土交通省審査値)まで走行できる。ハイブリッドモードにおいて、JC08モードで23.3km/リットルの燃費性能と、0-100km/hを7.6秒で加速する走行性能も実現した。
バッテリーの充電は、フロントのシングルフレームグリル内に設置されたフォーリングスのエンブレムをスライドさせることで現れる充電ポートを利用する。充電に要する時間は、家庭用200V電源からの場合、最大約3時間。EVモードで走行したときのエネルギーコストは、電力会社との契約にもよるが、一般的な契約でも通常のガソリン車の2分の1程度と試算されている。
今回の発売にあたり、同モデルの諸情報をリモートで確認できる「Audi connect e-tron services」も、11月12日から利用開始となる。同サービスはモバイル機器やmyAudiポータルサイトを利用することで、車両駐車地点、EVバッテリーの充電レベル、EVモードでの航続可能距離、ドアロックやライト点灯状況など、車両のさまざまな情報を確認することが可能だ。
アウディ「A3 スポーツバック e-tron」の価格は564万円(税込)。同モデルの購入に際しては、最大61万円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費が適用されるとのこと。