NVMeタイプのM.2 SSDが人気に

SamsungのM.2 SSD「SM951」シリーズに、待望のNVMeタイプが登場、発売が開始された。同シリーズでは、すでにAHCIタイプの製品が発売されていたが、NVMeタイプはこれが初めてとなる。入荷したのはバルク版の製品で、128GBモデル(MZVPV128HDGM)と256GBモデル(MZVPV256HDGL)の2種類。価格はそれぞれ、16,000円前後と25,000円前後だ。

SamsungのM.2 SSD「SM951」シリーズ。NVMeモデルが初登場だ

こちらは256GBモデル。価格はNVMeタイプとAHCIタイプで違いは無い

データ転送速度は以下の通り。128GBモデルと256GBモデルでは、リード性能はほぼ同じだが、ライト性能で大きな違いが出ている。また従来のAHCIタイプと比べると、ランダムアクセス性能の高さが際立っていることが分かる。NVMeドライバを標準で備えるWindows 10なら、NVMeタイプの方がオススメだ。

モデル MZVPV128HDGM MZVPV256HDGL MZHPV256HDGL(参考)
容量 128GB 256GB
接続規格 NVMe AHCI
シーケンシャルリード 2000MB/s 2150MB/s
シーケンシャルライト 650MB/s 1260MB/s 1200MB/s
ランダムリード 30万IOPS 9万IOPS
ランダムライト 8万3千IOPS 10万IOPS 7万IOPS

100万円オーバーの2.5インチSSD

韓国Novachipsの「SCALAR NS370」は、容量がなんと最大8TBもあるという2.5インチSSDだ。3.5インチHDD並みの大容量を実現してしまったわけだが、もっと驚くのはその価格。オリオスペックでの価格は、8TBモデルが驚愕の1,360,800円。さすがに在庫は置けないので受発注となっており、納期は3カ月程度とのこと。

Novachipsの「SCALAR NS370」。さすがに15mm厚と、サイズはちょっと大きい

オリオスペックによるベンチマーク結果。SATAのSSDとしては一般的な速度

インタフェースはSATA 6Gb/sで、厚さは15mm。データ転送速度は普通だが、ちょっと変わっているのは、同社独自の「HLNAND」(HyperLink NAND)技術を採用していること。リングバスで1チャンネルあたり最大255個までHLNANDチップを接続できるとのことで、この大容量を実現したようだ。