小学館女性インサイト研究所を運営する小学館はこのほど、「働く女性に聞いた! おつかレディアンケート」の調査結果を発表した。調査は9月1~6日の期間、インターネット上で行われ、仕事を持つ女性152名から回答を得た。
はじめに、全回答者に対して体の不調があるか尋ねたところ、97%の人が体調不良を自覚していた。その原因としては、「ストレス」「長時間のデスクワーク」「不規則な生活」などがあがった。
このうち、「不調がある」と回答した人に具体的な症状を聞いた。結果は1位が「肩こり」、2位が「むくみ」となった。次いで、3位は「疲れ目」、4位は「冷え」と続いた。
また体の不調に対して何か対策をしているか調べたところ、84%の人がなんらかの対策をしていると回答。具体的な対策方法については「お風呂にゆっくりつかる」「運動をする」「食べ物に気をつける」など、自宅や休日の対策が上位に入った。
一方で 「健康グッズを使う」「目を酷使しないようにする」「動きやすい服を着る」などの回答は少なかった。同社は「働いている時間でもできる対策はなかなかできていないのが現実のようです」と分析している。
調査結果を受けて、健康科学アドバイザーで医師の福田千晶さんは「『こり』は、血流が不良で十分な酸素や栄養分が届けられないときに、『むくみ』も、血流が悪くなり、血液に合流するリンパの流れが悪くなるときなどにおこります」と指摘。
その上で、「炭酸入り入浴剤の使用などで、血流を助ける」「ストレッチや適度な運動」などを具体的な対策としてあげた。さらに、「『サイズがきついブラジャーを着用しない』『自然な動きを妨げるジャケットやスーツを避ける』といったことも『肩こり』『むくみ』を回避するうえで重要となります」とアドバイスした。