テクノポップユニット・Perfumeが24日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭パノラマ部門作品『WE ARE Perfume-WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』(10月31日公開)の舞台挨拶に、佐渡岳利監督と共に登場した。

左から樫野有香(かしゆか)、西脇綾香(あ~ちゃん)、大本彩乃(のっち)、佐渡岳利監督

映画を見たばかりのファンの前で、"あ~ちゃん"こと西脇綾香は「あ~うれしい! ようやく見てもらえて」と感激。「どうだったんじゃろうか…?」とファンに問いかけ、大きな拍手が返ってくると、「よかったぁ? 本当!?」と喜んだ。

22日のオープニングイベントで初めてレッドカーペットを歩いた3人。西脇は「女優さんでも何でもないのに歩いていいんじゃろうか…」などとドキドキしながら歩いたと言い、「人生で一番緊張したんじゃないかっていうくらい緊張しました」と振り返った。"かしゆか"こと樫野有香も「映画にしたいって言ってくれただけでうれしかったのに、映画祭にも出していただけて…自分の話じゃないかのようなふわふわした夢見心地でした」と話し、"のっち"こと大本彩乃も「すごくうれしかった」と語った。

西脇は、映画で密着した「Perfume WORLD TOUR 3rd」について、「どれほど腹くくって行っとるかっていうことを海外の方にはわかってほしい。日本の人にも、日本で活躍しているアーティストも海外で通用するパフォーマンスをやっているということを誇りに思ってほしい」と言い、「『よう行ったな』っていうのが一番の感想」とコメント。樫野は「夢がかなったと同時に、次の夢を見つけられた。私たちにとって意味のあるツアーになった」と振り返り、大本は「客観的に見て、すごい堂々としているなと思いました。うふふふ」と笑った。

今後の目標を聞かれると、西脇は「映画を作っていただいて、女優さんが立つようなところに立たせてもらって、信じられないことを今年たくさん経験させてもらった」と感謝し、「これからもみなさんに楽しいと思ってもらえることを、自分たちも楽しんで提供していけるよう、Perfumeという活動を楽しんでいきたい」とコメント。樫野は「ここまで続けてこられたのは、この2人と一緒にいたから。ずっとこれからも3人で一緒にPerfumeとして楽しんでいけたら」と話し、大本は「Perfumeとしての活動が年を重ねるたびにどんどん楽しくなっている。劇中で大きな夢を口にしましたが、その夢へ向かう道中も楽しくいられるような3人でいたい」と決意を語った。

客席をバックにした記念撮影では、「WE ARE Perfume!」というかけ声と共にカメラに向かってポーズ。西脇が「割れんばかりの声で!」「一回練習しますか!」「もうちょい出るね!」「男子~! 女子~!」とライブの時のようにファンに呼びかけると、会場は大盛り上がり。全員で「WE ARE Perfume!」と叫び会場が一体感に包まれると、西脇は「バッチグ~だよ! すばらしい!」と喜び、ファンからも大きな拍手が沸き起こった。

『WE ARE Perfume-WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』は、ユニット結成15周年、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとなる昨年から今年にかけての「Perfume WORLD TOUR 3rd」、アメリカ・テキサスのショーケースライブイベント「SXSW 2015」での活動に密着したPerfume初の映画。ライブパフォーマンスやこれまであまり見せることのなかった舞台裏に完全密着し、ひたむきな姿から喜びや苦悩、葛藤を伝える。