ブルックスは10月21日、「BROOK'S CAFE 原宿店」(東京都渋谷区)を「BROOK'S green cafe」としてリニューアルオープンした。健康志向の高まりに合わせ、メニューや店舗一新したという同店。このほど行われた内覧会で、その工夫を体験してきた。
「オーガニック」「グルテンフリー」にこだわったメニュー
同店のコンセプトは、自然のチカラを取り入れて健やかで美しい生活を送る「からだキレイ化計画」。メニューでは特に、「オーガニック(有機栽培)」「グルテンフリー」の食材を使うことにこだわっていた。
リニューアルして新しく登場したのは、「からだキレイスムージー」だ。オーガニックの野菜をふんだんに使っており、それぞれの体の悩みに合わせたスムージーが用意されている。材料が詰まったジャーを選んでレジに持っていくと、目の前でスムージーにしてくれるというものだ。
筆者は"元気がない、調子がイマイチという方へ"向けた「ブルックスグリーンスムージー」(税別540円)を選択。見た目は鮮やかな緑色をしていたが、飲むと全く青臭さを感じない。新鮮なリンゴの果肉がたっぷり入っており、疲れた体を癒やしてくれそうな味わいだった。
ほかには、"むくみが気になる方へ"向けた「ゴジベリー(クコの実)と柿のジンジャースムージー」(税別540円)、"お肌のくすみが気になる方へ"向けた「アサイーとミックスベリーのスムージー」(税別650円)がある。
グルテンフリーのメニューには、小麦粉の変わりに米粉を使った「米粉ガトーdeカフェ クリーム添え」(税別250円~)などが登場。麦に多く含まれる「グルテン」を抜くことによって、通常よりも太りにくい食事になるそうだ。米粉ガトーdeカフェクリーム添えは、生地に濃い目のコーヒーを混ぜ合わせたマドレーヌで、中に野菜のあんが入ったものも用意している。コーヒー豆を模した見た目になっており、ちょっとしたお土産にもおすすめ。
コーヒーは専任のスタッフが丁寧に抽出
コーヒーにもこだわり、有機栽培された豆を使用。グアテマラ産とコロンビア産を独自でブレンドして、専任のスタッフが注文を受けてから1杯ずつハンドドリップで入れてくれる。ドリッパーにお湯を注ぐと、かすかにシナモンのようなスパイス感のある香りが漂ってきた。
抽出には、布でできた「ネルドリップ」と「ステンレスフィルター」を重ねる特殊な方法を採用している。フィルターを二重にすることで、余分な油分を取り除き、うまみだけを取り出すことができるとのことだ。
入れてもらった1杯は、あっさりとした口当たりで酸味は少なめ。飲んだ後にココアのような甘味をほのかに感じられる味わいに仕上がっていた。香りとうまみを余すことなく抽出するために、蒸らし時間を2倍にしたとのこと。
水耕栽培を設置したグリーンな店内
店内は"green cafe"の名の通り、緑を基調としている。さらにフロアの中央には、野菜を育てるための水耕栽培プランターを配置した。
プランターでは、「ミント」「イタリアンパセリ」「水菜」「ルッコラ」の4種類を栽培し、実際に提供するサラダなどに使われるという。同店店長の江守信幸氏は、「水耕栽培のメリットは、お客さまに実際に野菜が育つのを見てもらえることです。目の前で作られていることで安心して食べていただけますし、緑を見て癒やされることで心の健康も意識できたらいいなと思っています」とコメントした。
緑を配した明るい店内で、健康的なメニューとこだわりのコーヒーを楽しめる同店。疲れがたまっている時やゆっくりした時間を過ごしたいときには、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
※記事中の情報は2015年10月取材時のもの