JRグループ各社は23日、冬の期間(2015年12月1日から2016年2月29日まで)に運転する臨時列車の概要を発表した。寝台特急「カシオペア」「サンライズ出雲91・92号」、快速「ムーンライトながら」など夜行列車の運転日も明らかにされた。

寝台特急「カシオペア」。北海道新幹線開業に合わせて運転取りやめとなる

上野~札幌間の寝台特急「カシオペア」は、2016年3月26日の北海道新幹線新青森~新函館間開業にともない、定期列車の急行「はまなす」らとともに運転取りやめが決まっている。「カシオペア」は冬の期間中、おおむね日・火・金曜日に上野発、月・水・土曜日に札幌発の列車を運転。12月31日・1月1日は上野発・札幌発ともに運休となる。1月2~8日は従来と異なり、上野発・札幌発の列車がそれぞれ1日おきに運転される。

同じく北海道新幹線開業で運転取りやめとなる特急「スーパー白鳥」「白鳥」も、冬の期間に臨時列車を設定。12月19日の「ひろさきナイト」開催に合わせ、弘前発函館行の特急「スーパー白鳥95号」(789系)が運転されるほか、12月25~31日と1月2~5日、1月9~11日に新青森~函館間の特急「白鳥77・80号」(485系)が増発される。

「サンライズ出雲」増発、「ムーンライトながら」は12日間運転

寝台特急「サンライズ出雲」は年末年始の帰省時期に合わせて臨時列車を増発。12月26・29日と1月2日に出雲市駅15時36分発・東京駅6時0分着の「サンライズ出雲92号」、12月27・30日と1月3日に東京駅22時40分発・出雲市駅13時43分着の「サンライズ出雲91号」が設定され、ともに285系7両編成での運転となる。

寝台特急「サンライズ瀬戸」は東京駅を12月31日と1月1・2日、1月8~10日に発車する下り列車に関して、金刀比羅宮への初詣に合わせた延長運転を行う。高松駅に翌日7時54分に到着した後、予讃線・土讃線経由で琴平駅まで運転され、途中の多度津駅・善通寺駅にも停車。琴平駅の到着時刻は8時51分となっている。

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」(定期列車)

快速「ムーンライトながら」

185系10両編成(全車指定席)の快速「ムーンライトながら」も年末年始に運転。下りは東京駅23時10分発・大垣駅5時51分着で、運転日は12月22~31日と1月1・2日。上りは大垣駅22時49分発・東京駅5時5分着で、運転日は12月23~31日と1月1~3日とされている。快速「ムーンライト信州81号」は12月25・26・29・30日に運転され、189系6両編成(全車指定席)を使用。新宿駅を23時54分に発車し、白馬駅には翌朝5時40分に到着する。