預金と「欲張らない投資」だけでは物足りない。そんなときに検討したいのが「育てる投資」です。

今回のポイント

  • 「育てる投資」で、資産全体のエンジン役として適度なリスクをとりながら資産の成長を目指しましょう

  • 「育てる投資」の候補には、株式の入ったバランスファンドや世界中に分散投資する株式ファンドがあります

「育てる投資」はエンジン役

これまで「欲張らない投資」をご紹介してきましたが、今回は「育てる投資」をご紹介します。

「欲張らない投資」は、インフレ率に負けないくらいのリターンで良し、とする低リスク低リターンの投資。しかし、さらにもう一歩資産を増やしたい場合にはパワー不足ともいえます。

そこで検討したいのが「育てる投資」。

「育てる投資」では中長期的な視野で株式等に投資を行い、資産全体の成長を引っ張ります。

「欲張らない投資」を資産運用のコアとして、ある程度大きな金額で行うとすれば、「育てる投資」はそれより少し控えめな金額で行うとよさそうです。

「分散化された株式」がキーワード

資産を育てようとするなら、やはり価格の上昇がより期待できる株式のパワーも必要です。しかし、単一の国や個別銘柄の株式ではリスクを取りすぎることもあり、中長期で資産を育てるのには向きません。

「育てる投資」では、株式に投資する場合、複数の国や銘柄に分散されていることが大切。リスクをほどよい水準に抑えつつ、株式のパワーをエンジン役として資産の成長を狙っていきます。

具体的には、株式が組入れられたバランスファンドまたは世界中に分散投資する株式ファンドが「育てる投資」の候補になりそうです。

「欲張らない投資」で預金の一歩先として資産の守りを築いたら、さらに一歩進んで株式投資で資産の成長も考えてみませんか?

●ピクテ投信投資顧問が提供する、「「欲張らない投資」のススメ」からの転載です。