IchiGeki氏は21日、ゲームパッドに対応したWindows版リモートデスクトップ「Ragnarok(ラグナロク)」をリリース、無償で公開した。対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista / 7 / 8.x / 10、Windows Server 2003 / 2008 / 2012。
Ragnarokは、離れた場所のPCを遠隔操作できるリモートデスクトップソフト。画面転送、音声伝送、暗号化通信、クリップボード転送(テキスト)、ファイル転送、マルチモニタなどに対応する。操作される側のPCは、iOS用アプリ「KeroRemote」からの接続もサポート。iPadやiPhoneから、Windowsマシンをリモート操作できる。
ゲームパッドに関しては、アナログ入力に対応。アナログスティック、アナログボタン、アナログ十字ボタン、32個までのボタンを動作させられる。32個のボタンは、設定ファイルを用いて配置の入れ替えが可能だ。例えば、自宅のPCにインストールしたゲームを、外出先のノートPCにつないだゲームパッドでプレイする、といったことを実現できる。
なお、操作される側のPCには「vJoy」をインストールしておく必要がある。Ragnarokが受け取ったゲームパッドの信号を、vJoyに送信する仕組み。
開発者のIchiGeki氏は、世界で約5,000名のMicrosoftMVP受賞者の一人。日本人で唯一のMicrosoftMVP for RemoteDesktopServicesでもある。