資生堂のWEB動画「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ」が今月16日に公開され、YouTubeで再生回数290万回を突破するなど話題を呼んでいる。
舞台となっているのは、とある高校の教室。担任教師が教室を開けると、カメラはリラックスした女子高生たちの姿を順に捉える。窓際の女子が読んでいた小説の1ページに寄り、そこに書かれていた「この教室に男子がいたの、気づいた?」から、彼女たちの隠されていた真実が明らかになる。
冒頭と最後に登場する教師が持っていた絵、音楽を聴く生徒のヘッドフォンにあしらわれたマーク、文庫本の挿絵、ギターの向きと音楽の歌詞。これらにはある"ヒミツ"が隠されているという。ちなみに映像で使われている曲は「wanna」で、 SPANOVA feat.泉まくら&Ittoが動画のために制作したオリジナルソング。
登場する女子高生を演じたのは、高校生向け情報誌『HR』(グラフィティ)で活躍するモデルたち。逆再生していくシーンは1回限りのワンテイクで、生徒たちは同じ体勢をキープして手足が震えながらもメイクや着替えを行い、7時間以上の撮影を乗り切った。
ロケ場所は神奈川県浦賀市の廃校。シーンが切り替わる場面では実際に壁を白く塗り直して教室の雰囲気を変えた。動画の鍵となるメイクは、資生堂ビューティークリエーション研究センターのヘア&メーキャップアーティストが担当。人数や時間が限られた中で現役高校生にメイクを施していくテクニックは、公式サイトのメイキング動画で見ることができる。
監督はGoogleやHondaなど数々のCMや映画を手掛けている柳沢翔氏。撮影を担当した大橋仁氏は自身のツイッターで「最近の仕事で1番壮絶な撮影でした。老若男女、とくに高校生などの若男女に見て欲しい」と呼びかけている。