ソニーは10月22日、ICレコーダーの新製品として、内蔵メモリが8GBの「ICD-UX565F」と、4GBの「ICD-UX560F」を発表した。発売は11月7日。価格はオープンで、推定市場価格はICD-UX565Fが14,880円、ICD-UX560Fが11,880円(いずれも税別)。カラーバリエーションは、8GBモデルのICD-UX565Fがシルバー、ブラックの2色。4GBモデルのICD-UX560Fがシルバー、ブラック、ゴールド、ピンクの4色。
ICD-UX565FとICD-UX560Fは、ソニーのICレコーダー「UXシリーズ」の新モデル。録音範囲を狭め、講演会の話者など前方向からの声をしっかり録る「フォーカス録音」機能を搭載している。また、左右の定位を強調して録音し、複数人の声が重ならないように録音する「ワイド・ステレオ録音」機能も備えた。ワイドFMの受信に対応し、受信周波数は76.0~108.0MHだ。
本体側面にはmicroSDメモリカードスロットを搭載し、64GBまでのmicroSD/SDHC/SDXCカードを使用できる。そのほかのインタフェースは、USB×1、マイク(オーディオ兼用)×1、ヘッドホン×1。スピーカー径は16mmで、実用最大出力は150mWとなっている。MP3 192kbps(ステレオ標準)録音時のバッテリー駆動時間は79時間30分で、周波数帯域は50Hz~20,000Hz。本体サイズはW36.6×H101.5×D10.5mm、重量は約52g。
8GBモデルのICD-UX565Fのみ、録音用のマイク付きイヤホンが付属する。マイク付きイヤホンを装着すると、例えばスマートフォンや電話機を耳にあてて会話するとき、相手と自分の音声を同時に録音可能。また、クリップを使用して服などに取り付けると、ピンマイクとしても機能する。