富士フイルムは10月21日、ミラーレスカメラ「X」シリーズ用の交換レンズ製品として、主レンズの焦点距離を1.4倍に拡大するテレコンバーター「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」を発表した。11月19日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は税別55,000円前後。
「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」は3群7枚のレンズ構成を採用し、主レンズの光学性能を維持したまま、焦点距離を1.4倍に拡大する高性能テレコンバーター。発表時点での対応レンズは「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」(焦点距離50mm~140mm/開放F値2.8)のみ。装着した場合、最大口径比と最小絞りが1段分暗くなるが、焦点距離は70mm~196mm(35mm判換算で107mm~299mm相当)という望遠域となる。
防塵、防滴、-10℃の耐低温構造で、同じく防塵防滴の「FUJIFILM X-T1」「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」と組み合わせに適す。アウトドアの過酷な条件下でも、水や砂の浸入を心配せずに利用できるとしている。
本体サイズは約直径58mm×長さ15mm(突起部を含まず)、重量は約130g(レンズキャップを含まず)。なお、性能を十分に発揮するには、カメラ本体、「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」のファームウェア更新が必要。ファームウェアは10月29日に公開される予定だ。