南海電気鉄道は21日、映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』(12月18日公開)とタイアップした特別仕様の特急「ラピート」を期間限定で運行すると発表した。11月21日から難波~関西空港間で運行開始し、2016年5月8日まで運行される予定だ。
特急「ラピート」に使用される50000系は従来、「ラピートブルー」と呼ばれる濃紺の塗装だが、昨年は映画『機動戦士ガンダムUC episode 7「虹の彼方に」』とのタイアップで赤い編成が登場し、話題に。その後、航空会社「Peach」の機体に合わせた特別デザインの編成も運行された。今回登場する特急ラピート「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」号は、50000系1編成(6両編成)を使用し、黒色を基調とした「スターフィールド」で覆い、映画の世界観を表現した外装デザインが特徴となる。
映画のロゴや作中のキャラクターが車体にデザインされ、旧シリーズからおなじみのC-3PO、R2-D2、チューバッカも4号車に登場。3号車にストームトルーパーとポー・ダメロン、2・5号車にフィン(ストームトルーパーの脱走兵)とキャプテン・ファズマを配した。カイロ・レン、レイ、BB-8は1・6号車にデザインされている。内装も、客室扉・客室通路などに各キャラクターや「スターフィールド」のラッピングを施した。
特急ラピート「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」号の特設サイトも開設されており、運行ダイヤも公開。11月21日の難波駅11時35分発「ラピートβ41号」から運行が始まり、同日は難波~関西空港間を6往復、翌22日は同区間を8往復運行予定とされている(運行時間は予告なく変更される場合がある)。
南海電鉄によれば、今回のタイアップは中期経営計画「深展133計画」における基本方針のひとつ「関空・インバウンド事業の拡大」の下、同社が推進するさまざまな取組みの一環で実現したとのこと。「関西国際空港を通じて世界へつながるラピートのイメージと、映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』の世界観に共通する『旅立ち』『冒険』をコンセプトに誕生した特別デザインにご注目ください」と発表している。