フロンティアファクトリーは10月21日、米Klipsch (クリプシュ) のハイレゾ対応イヤホン「X20i」を国内向けに発表した。価格はオープンで、推定市場価格は税別72,800円前後。発売は11月13日の予定だが、フロンティアファクトリーの直販サイトでは10月24日から購入予約を受け付ける。

Klipsch「X20i」

X20iはハイレゾ対応イヤホンとして世界最小クラスをうたう製品。Klipschのイヤホンラインナップにおいてはフラッグシップモデルとなる。2ウェイ構成のBAドライバーは、新開発のスーパーツイーター「KG-125」とKlipsch最高品質のウーハー「KG926」を組み合わせたもの。高域40KHzまでの再生に対応する。

ハウジングの素材は軽くて丈夫なサージカルステンレス。医療機器にも使用される素材で、発汗に対する腐食に強い。付属するイヤーチップは定評のある「Oval Ear Tips」を6種類。X20iのために開発したスリムタイプのOval Ear Tipsを付けた状態で出荷される。

ケーブル交換が可能なSSMCXコネクタを採用したことも特徴の一つ。SSMCXはネジ式で同軸タイプ、MMCXに比べ約35%小型化された規格だ。付属するケーブルには、アップルのMFi認証を取得した3ボタンリモコンマイクを装備。iPhoneでミュージックアプリを操作したり、通話をすることが可能だ。また、純正オプション品として、バランス接続タイプの交換ケーブルをリリースする計画もある。

主な仕様は、周波数特性が5Hz~40kHz、感度が111dB、インピーダンスが50Ω、遮音性が-26dB、重量は22g。カラーリングはブラック1種類のみ。X20iと同時に「X12i」「XR8i」「X6i」も発表されている。

フロンティアファクトリーは、10月24日と25日に東京・中野サンプラザで開催される「ヘッドフォン祭 2015」の同社ブースにて、X20iの試聴機を用意するとのこと。

こちらは同時発表のX12i。銘機X10の流れを汲む