京王電鉄は高尾山口駅隣接地で建設を進めていた日帰り温浴施設「京王高尾山温泉 / 極楽湯」について、10月27日10時に開業すると発表した。
「京王高尾山温泉 / 極楽湯」は、同社が掘削した源泉を活用した入浴施設で、鉄骨造り地上2階建て、延床面積約1,775平方メートル。和風のたたずまいを持つ館内に、檜風呂や露天炭酸石張り風呂、天然温泉露天岩風呂など7種類の風呂と食事処、ボディケアやフットケアを行う「ほぐし処」、休憩スペースなどを設ける。年中無休で、営業時間は8~23時。入館料は大人1,000円、4歳から小学生まで500円。10枚つづり8,000円の回数券も発売される。紅葉時期や年始、ゴールデンウィーク時期には、大人1,200円、4歳から小学生まで600円のシーズン料金が適用される。
開業に合わせ、10月27日から12月下旬まで、京王線の列車1編成に同施設にちなんだ装飾を施すことも決定。車両側面のイラストで四季折々の高尾山を表現したラッピング車両に、「京王高尾山温泉 / 極楽湯」の開業告知ヘッドマークを取り付け、車内にものれん風の中吊りポスターを掲出するという。
なお、京王バス南も「京王高尾山温泉 / 極楽湯」開業に合わせ、路線バス「高尾山口~京王八王子線」を10月27日から、「小仏~高尾山口線」を10月31日から運行開始。これらの新路線では、高尾山をイメージした新デザインの車両で運転される。外装は高尾梅郷に合わせた明るい梅色、内装は高尾山口駅の新駅舎と同様の明るい木目を採用したという。