本田技研工業(ホンダ)の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドはこのほど、新開発の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒998ccエンジンを搭載した本格的なアドベンチャーモデル「CRF1000L Africa Twin」を発表した。同モデルは、欧州にて12月中旬から順次発売し、欧州での発売後に北米や日本などでの販売も計画されている。
CRF1000L Africa Twinは、1990年代に大人気を博した「XRV750 Africa Twin」同様、オンロード、オフロードを問わず、世界中のさまざまな道に対応できるアドベンチャーモデルとして開発。「どこへでも行ける」をコンセプトに、市街地走行から大陸横断ツーリングまで、幅広いシチュエーションで扱いやすく快適な走行を楽しむことができる。
新しいエンジンは、オフロード走行から長距離ツーリングまで幅広い用途での扱いやすさと、リアタイヤのトラクションが感じとれる出力特性、そして心地よいパルス感をテーマに開発。
また、同社独自技術である二輪車用「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」搭載車のほか、リア側を任意にオフへと設定できる「ABS」と、路面状態や走行シーンに合わせて4つのモードから選べる「Honda セレクタブル トルク コントロール」を搭載したモデルもタイプ設定。
DCT搭載車では、マニュアルモードのほか、燃費性能とクルージングの快適さで最適なバランスを発揮する「Dモード」と、スポーティーな走りを追求した3つの変速パターン採用の「Sモード」という、2つのオートマチックモードを備えている。