オウチーノ総研は16日、「『子供のお小遣い』に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は10月7日~9日、対象は子供がいる首都圏在住の30歳~59歳既婚女性696名。
小学校低学年から渡し始めた人が最多
「いつ頃から子供にお小遣いを渡し始めたか」と質問をしたところ、「未就学児」が4.2%、「小学校低学年」が28.9%、「小学校高学年」が15.1%、「中学生」が8.9%、「高校生以上」が3.7%、「渡していない」が39.2%となった。
「なぜその年でお小遣いを渡し始めたか」を聞いたところ、全年齢を通して「お金の価値や管理の仕方が分かり始める年齢だから」という理由が最も多かった。具体的には「お金の価値が分かり始め、自分で管理できるだろうと思う年齢になったから」(59歳/パート・アルバイト)、「まずは小額から、お金を使うことを覚えていってほしかったから」(47歳/パート・アルバイト)などが挙がった。
次に、お小遣いを渡している人を対象に、「各年代のときに、毎月いくらぐらいを渡していたか」と聞いた。結果、小学校低学年は500円以内、小学校高学年は1,000円以内、中学生は1,000~3,000円、高校生は3,000~1万円が多かった。
お小遣いの渡し方、「定額を定期的に」が最多
「お小遣いはどのように渡してるか」を尋ねたところ、「定期的に定額を渡す」という人が77.8%、「必要なときに必要な分を渡す」が16.3%、「お手伝いの対価として渡す」が10.6%だった。
「定期的に定額を渡す」という人にその理由を聞いたところ、「決まった期間内に決まった額をやりくりする方法を学んでほしかったから」(47歳/経営者・役員)、「自分で使う額に応じてためたり、残額を管理したりできるようにするため」(55歳/公務員)などが挙がった。
「必要なときに必要な分を渡す」と回答した理由では、「お祭りなど、ふだんのお小遣いでは賄えない分をその都度限度額を決めて渡していた」(45歳/パート・アルバイト)、「友達と映画や食事、テーマパークに行くなど、申し出があれば渡していた」(54歳/パート・アルバイト)などが寄せられた。
続いて「お小遣い制度(渡し方、金額など)はどのようにして決めたか」を質問した結果、「夫婦で話し合った」が54.1%、「子供と話し合った」が42.1%となった。
「お小遣いを渡し始めた目的」を尋ねたところ、「金銭感覚を身につけるため」が47.3%、「お金の管理能力を養うため」が46.8%だった。具体的には「文房具代など、自分に必要な物の値段を知るため」(54歳/専業主婦)、「お金の使い方がおおざっぱだったので、自分で考えて使うことを知ってほしかった」(41歳/専業主婦)などが挙がった。