長崎県は2016年3月下旬、現在建設中の「アーバンネット日本橋二丁目ビル」(東京都中央区)にて、首都圏では同県初となる大型アンテナショップをオープンする。
今回オープンするアンテナショップの基本コンセプトは、「首都圏と地元の人・物・情報の交流を活発化することで"地域を元気にする"」。長崎県の定番商品に加え、東京で初めて販売される商品や、まだあまり知られていない観光資源なども同店から地元関係者に提案することで、新たな商品等の開発につなげていくという。
また、長崎県の魅力を活用した新たなライフスタイルの提案として、同県産の食材を使った料理や陶磁器等を使用したテーブルコーディネート等も行う。
開店場所に「アーバンネット日本橋二丁目ビル」を選んだ理由として長崎県は、日本橋に多彩な企業が立地することや、周辺で大規模な再開発が進んでいること、交通の便が良いことなどを挙げている。また、江戸時代、日本橋には「長崎屋」という薬種屋(薬屋)があり、長崎に駐在したオランダ商館長が江戸参府の際に滞在するなど、同地が歴史的に長崎県とゆかりの深い地域であることも選定に寄与したとしている。
同店は2016年3月のオープンを目指して、10月下旬には委託業者を決定。12月下旬には内装工事や開設準備を進めていく予定となっている。