ケーキを作ってみたいけど家にオーブンがない! そんな人のために、炊飯器を使って作るスポンジケーキの作り方をお伝えします。ホットケーキミックスを利用して簡単に、食べ応えのあるスポンジケーキを作れるんですよ♪
材料
通常スポンジケーキやホットケーキをつくるうえで、バターやマーガリンが必須となりがちですが、今回はあえて使用しません。
マヨネーズを使うことで、他の油脂を使用しなくても脂を十分に補えるということ、卵を主成分に使用しているので卵は一玉で済むということが大きな特徴です。ベーキングパウダーのようにふくらますための材料は、あらかじめホットケーキミックスに配合されているので、別に準備する必要はありません。
ホットケーキミックス 150g
牛乳 100cc
卵 1個
マヨネーズ 20g
最近はホットケーキミックスを使ったレシピも多く紹介されています。単にホットケーキを焼くのではなく、アレンジレシピの素としても扱われていますが、焼き菓子を作る際に欠かせないのが「オーブンで焼く」という作業です。
オーブンは温度設定や焼き具合、時間のバランスを確認することが難しいのがデメリット。そこで、今回は焼く工程にオーブンを使わず、材料を入れてスイッチを押すだけの炊飯器を使用します。面倒な設定や予熱時間は一切必要なし。いつもご飯を炊くように、炊飯器のスイッチを押すだけです。
なめらかな生地をサッと作るため、粉はふるっておくのがベストです。
まず市販のホットケーキミックスを150g計量します。中には150~200gの小袋に分封されている便利なものもあります。
ホットケーキミックスの粉は非常になめらかで細かな粒子であるため、保存状態が長いものは湿気を含んで "ダマ" になっていることがあります。そのまま使用してもいいのですが、焼きあがりの表面がキレイになるように、簡単にダマを取り除いてふるっておいた方がいいでしょう。
そして、ホットケーキミックスと卵1個、牛乳を炊飯釜に投入します。
焼き菓子の基本、スポンジケーキを作る時、洗い物が増えるのも難点です。今回は直接炊飯釜に入れて、この中で混ぜ込んでいきます。
このスポンジケーキのポイント、マヨネーズを直接入れます。
材料をいれた釜の中で混ぜます。ほどよい脂を足して、甘味を抑えたスポンジ台に仕上がります。泡立て機を使って、全体がなじむようにしっかりとまぜましょう。なめらかになるまで混ぜ込んだ状態はこのようになります。
炊飯釜をセットします。
あとはいつもご飯を炊くように、炊飯スイッチをオンにするだけです。最近の炊飯器は、パンを焼くモードやおいしくご飯を炊けるモードなど、様々な機能がありますが、何もためらわずにふつうの「炊飯モード」のままで大丈夫です。
通常の炊飯モードは、炊飯器によって時間などに差があります。そこで、炊き終わりのブザーが鳴ってから、余熱で5分ほどそのままふたを開けずにまってみましょう。
竹串を通して火の通り具合を確認します。竹串にホットケーキのたねがくっついていなければOKです。これで完成しました。
炊飯器のふたを開けたまま粗熱を取ります。
炊飯器のふちにホットケーキのたねがはり付き、取り出しにくい場合がありますので、ここで表面を乾かし粗熱をとっておくと取り出しやすくなります。竹串で端をはがすようにしてひっくり返せば、スルッと取り出すことができます。
このように全体がほどよくまとまり、少し薄めのスポンジケーキが完成しました。
手作り感のある、身の詰まりがいい、食べ応えのありそうなスポンジケーキになりました。砂糖などを足さずにホットケーキミックスの甘味のみで作っているので、材料の中に刻んだ板チョコやココアパウダーを混ぜることで、ほどよく甘いスポンジ台が作れます。
トッピングにクリームやスプレーチョコ、フルーツを飾ると、さらに甘く仕上がりますので、「ベースとなるスポンジは甘さを控えたものを作りたい!」という人にピッタリの仕上がり具合となります。
また、ホウレンソウやにんじんペーストを混ぜると、野菜入りのヘルシースポンジケーキを作ることができます。野菜の水分によって、仕上がりが変わってきますので、牛乳の量を少なめにするといいでしょう。
ホットケーキミックスと炊飯器さえあれば、面倒な温度設定をすることもなく、山積みになるお皿や調理器具の洗い物も減らして、気軽にスイーツ作りを楽しむことができます。
簡単でパパッと混ぜるだけ。ホットケーキミックスと炊飯器をどんどん活用しておいしいスイーツを作りましょう。
執筆: 竹林みか (ベル・エキップ)
猫と小銭稼ぎをこよなく愛す主婦ライターです。
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