金融庁は16日、偽造キャッシュカードやインターネットバンキング等による被害発生状況について公表した。
被害額は盗難通帳・ネットバンキングが多い
同調査は各金融機関からの報告を元に犯罪類型ごとに集計したもの。調査期間は偽造キャッシュカード犯罪(2000年4月から2015年6月)、盗難キャッシュカード犯罪(2005年2月から2015年6月)、盗難通帳犯罪(2003年4月から2015年6月)、インターネットバンキング犯罪(2005年2月から2015年6月)。
被害発生件数について、「偽造キャッシュカード」「盗難キャッシュカード」「盗難通帳」による被害は2012年度から3年連続で減少している。最も件数が多いのは「盗難キャッシュカード」による被害で、3年間で1万368件だった。「インターネットバンキング」については2012年度から2013年度で13.2倍と大幅に増加した。
2012年度から2014年度までの「年度平均被害額」は、「偽造キャッシュカード」が49万円、「盗難キャッシュカード」が45万円、「盗難通帳」が75万円、「インターネットバンキング」が124万円であった。