パナソニック システムネットワークスは14日、ガス爆発リスクのある場所でも使用できる、"防爆"仕様の5型タブレットを発表した。同社の頑丈タブレット「TOUGHPAD」シリーズの新製品で、過酷な屋内外の作業現場での利用を想定したもの。10月下旬に販売開始し、価格はオープン。

本体を帯電防止構造とすることなどで、公益社団法人 産業安全技術協会による国内防爆検定を取得した、防爆仕様のタブレットPC。大型プラントや化学・製薬工場などの防爆エリアで利用できる。また、国内主要キャリアの音声通話/データ通信に対応し、無線LAN設備がなくとも通信可能。手袋をしたままの状態や、画面に水滴がついた状態での操作モードも備える。

防爆仕様の5型「TOUGHPAD」

ラインナップは、NTTドコモ網対応の「FZ-E1BDCBACJ」および「FZ-X1ADABACJ」、KDDI(au)網対応の「FZ-E1BKCBACJ」および「FZ-X1ADABACJ」の4種類。

「FZ-E1BDCBACJ」および「FZ-E1BKCBACJ」の主な仕様は、OSがWindows Embedded 8.1 Handheld Update2、CPUがQualcomm MSM8974AB(2.3 GHz)、メモリが2GB、ディスプレイが5型液晶(1280×720ドット、10点マルチタッチ対応)、カメラ機能が背面800万画素、前面130万画素、インタフェースがUSB 2.0、microUSB、microSDカードスロット、NFCなど。

センサーは1次元/2次元バーコードリーダー、GPS、GLONASS、照度、近接、加速度など。バッテリは6200mAhで、バッテリ駆動時間は約14時間。ホットスワップにも対応する。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0。

本体サイズはW101×D188×H4mm(ハンドストラップ除く)、重量は約600g。動作温度は-20度~40度。「FZ-X1ADABACJ」および「FZ-X1ADABACJ」では、上記仕様からOSがAndroid 4.2.2、CPUがQualcomm APQ8064T(1.7GHz)となる。

想定する利用シーン