ニッセンホールディングスは15日、2015年8月に発表した希望退職の募集に147人の応募があったと発表した。

2015年12月期に特別損失7億円計上

希望退職募集の対象会社はニッセンホールディングスおよびニッセン。募集人数は120人で、募集期間は2015年9月24日~10月9日だった。同社広報は、希望退職の応募人数が募集人数を上回ったことについて「予想された範囲内で大幅に増えた訳ではない」と話している。

今回の希望退職者147人は10月31日の退職を予定している。退職者には、加入中の確定拠出年金制度以外に会社都合による特別退職金を別途支給するほか、希望者には支援期間などを通じて再就職支援を行うという。

希望退職の募集(ニッセンブランド大型家具事業の撤退に伴うものを含む)に伴い発生した費用として、2015年12月期第3四半期決算に特別損失7億円を計上する。一方、希望退職の募集実施に伴う2016年12月期の影響としては、約9億円の経常利益改善効果を見込んでいる。なお、2015年12月期通期連結業績予想は変更しない。同社広報は「8月に発表した業績予想の修正から売上高が大きく下回ることはない」としている。