光城精工は14日、創立25周年アニバーサリーモデルとして、ポータブルヘッドホンアンプ「FARAD(KPS-01)」を発表した。10月24日に発売し、価格は128,000円(税別)。
ORBとのコラボモデルで、アンプ部はパーツにこだわったフルディスクリート構成。L/Rのチャンネルセパレーションが向上し、明瞭な音を引き出す。トランジスタで構成した入力バッファ回路は、外部から入力される音楽信号を忠実に再現。最終増幅段のトランジスタには充分なバイアス電流を供給してA級動作させることで、据え置き型のアンプに劣らない高音質伝送を可能にしたという。
本体体には、肉厚のあるアルミ押し出し素材を採用。剛性を高めつつ不要な振動を抑える効果もあり、クリアな音質に貢献する。同社が持つクリーン電源のノウハウも生かし、トランジスタ構成のオリジナル電源回路を搭載した。スイッチング方式による昇圧回路を使用せず、アンプ段へダイレクトに電源を供給することでノイズを抑えている。
音声入出力インタフェースはステレオミニジャックを1基ずつ搭載。周波数特性は20Hz~100KHz、全高調波歪率は0.04%以下、最大入力は2.6Vrms、アウトプットレベルは2.6Vrms+2.6Vrms(無負荷)、定格出力は50mW+50mW(32Ω負荷)。電源として単4形乾電池×6本を使用する。連続動作時間は約8時間。本体サイズはW77×D117.5×H33.5mm、重量は約306g。