ママ向けコミュニティーサイト「ママスタジアム」を運営するインタースペースはこのほど、「最新『ママカースト』実態調査」の結果を発表した。調査は8月28日~9月9日の期間にインターネット上で行われ、子育て中の女性390名から回答を得た。

「『ママカースト』という言葉を知っていますか? 」

「あなたの周りに『ママカースト』はありますか? 」

はじめに、ママ友達の間で行われる格付け制度の通称「ママカースト」という言葉を知っているか尋ねたところ、59%の人が「知っている」と答えた。また「あなたの周りに『ママカースト』はありますか」という質問に「ある」と回答した人は17%だった。一方、「ない」と言い切れる人は3割弱で「わからない」という回答が過半数を占めた。

同社は「自分は気づいていないけど、もしかしたら周りにはあるかもしれないという潜在的な気持ちの表れかもしれません」と分析している。

「あなたのまわりの『ママカースト』は何によって格付けされていますか? 」(まわりに「ママカースト」がある方による回答)

次に「ママカースト」があると回答した人を対象に、「ママカースト」が何によって格付けされているか調査した。結果は1位が「ママ本人の性格・キャラクター」(61%)となり、続いて「夫の仕事・収入・学歴」(54%)、「ママ本人の見た目・ファッション・持ち物」(46%)と答えた人が多かった。

「『ママカースト』の頂点にいるのはどんなママですか? 」(まわりに「ママカースト」がある方による回答)

「ママカースト」の頂点にいるのはどんなママかという質問では、「交友関係が広いママ」(47%)、「お金持ちのママ」(41%)という回答がそれぞれ4割以上あった。「交友関係が広いママ」を選んだ人の回答理由としては、「顔の広いママは、敵に回したらその周りからも避けられてしまうので一番怖い」などがあがった。「お金があるとおしゃれなランチなどにも行けて、ママ友付き合いの場でみじめにならず優位に立てる」などとして、「お金持ちのママ」を選んだ人もいた。

最後に、「ママカースト」に巻き込まれないためにどうするか自由回答で答えてもらった。実践的なアイデアとしては、「子どもの自慢はしない」「ママ友の人数を増やすことに固執しない」などがあがった。さらに「『類は友を呼ぶ』なので、自分の人間力を磨く」「自分と子どもの生活や時間を第一に守ること」など、心の持ちようで対処する方法も寄せられた。