クリエイティブサーベイはこのほど、20~39歳の男女を対象に実施した「若年層の目に関する意識調査」の結果を明らかにした。有効回答は600件。
5年前に比べて視力の変化があったか尋ねたところ、「維持」が55.5%で半数以上を占めたものの、42.0%が「低下した」と回答した。20~30代の4割強は、5年間で視力の低下を感じていることが分かった。
デジタル機器(パソコン、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット)の利用による目の疲労具合を聞くと、パソコンによる目の疲れを感じる人が77.1%で最も多かった「感じる(「よく感じる」33.4%、「たまに感じる」43.7%の計)。
2位はスマートフォンで、74.4%(「よく感じる」29.2%、「たまに感じる」45.2%の計)が疲れを感じると答えている。3位は「タブレット」、4位は「フィーチャーフォン」だった。
1日あたりのデジタル機器の平均利用時間を尋ねたところ、パソコンは3時間以上の長時間利用が6割を占めたが、スマートフォン利用者は1、2時間程度の短時間利用が6割を占めた。しかし、短い利用時間にも関わらず、スマートフォン利用者は目に疲れを感じている人が多い傾向にあることもわかった。
普段、意識的に目のケアを行っているか聞くと、「意識的に行っている」は全体の14.5%と少なく、全く目のケアを意識したことがないと答えた人は32.3%いることが分かった。視力低下やデジタル機器利用による目の疲れを感じているにもかかわらず、目のケアを意識的に行っている人は少ないことが明らかとなった。
今後、今よりいっそう意識的に目のケアに取り組んでいきたいと思うか尋ねると、「とてもそう思う」は25.2%、「まぁまぁそう思う」は40.3%だった。普段は特に気にしていないが、目のケアをしなければならないと潜在的に感じている人が多いことがうかがえる。