ファミリーマートとサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングス(以下、ユニー)は15日、経営統合することで基本合意したと発表した。両社は統合から5年以内に、国内売上高5兆円以上、連結営業利益1,000億円以上、連結当期純利益600億円以上、連結ROE12%以上を目指すという。

コンビニ店舗数は国内最大規模に拡大

2016年9月にファミリーマートを在続会社としてユニーを吸収合併し、新たに持ち株会社を設立する予定。ユニー株1株にファミリーマート株0.138株を割り当てる。

経営統合により、ファミリーマートとサークルKサンクスを合わせた店舗数は約1万8,000店となり、国内最大手のセブン-イレブン・ジャパンに並ぶ規模に拡大する。統合後は、スケール・メリットやシナジーを追求していくとともに、アジアを中心とした新興国においても、これまで両社が国内で培ったノウハウを共有・結集し、さらなる強化を図るとしている。

経営統合のストラクチャー図(出典:ファミリーマートWebサイト)

総合小売り事業については、「統合グループ会社の収益のもう一つの柱」とすべく、新たな総合小売り事業の構築を目指すという。

経営統合後の名称、代表者などについては、今後、両社協議の上で決定する。またコンビニエンスストア事業については、ブランドを一本化することを軸として、今後検討していくとしている。