JR東日本仙台支社はこのほど、橋上駅舎化工事と東西自由通路の整備を進めていた東北本線鹿島台駅について、11月8日始発から使用開始すると発表した。

鹿島台駅駅舎完成イメージ(西口)

東西自由通路完成イメージ

新しい駅舎は鉄骨造り2階建てで延床面積410平方メートル。明治から昭和にかけて旧鹿島台村の村長を務めた鎌田三之助の功績にちなみ、鎌田が陣頭指揮を取って完成させた明治潜穴(めいじせんけつ)のレンガアーチをモチーフにしたデザインを取り入れた。明治潜穴は、大雨が降るたびにあふれていた沼の水を海へと排出するために掘られたトンネル水路で、いまも高城川に現存する。新駅舎にはエレベーター2基と多機能トイレを設け、バリアフリーにも配慮した。

東西自由通路は有効幅員3.5m。公衆トイレ、休憩コーナー、エレベーター2基、多機能トイレを備えた施設となる。あわせて駐輪場や駐車場、タクシープールなどを備えた駅前広場が東口・西口それぞれに整備される。