JR貨物は15日、東京都品川区の東京貨物ターミナル駅構内に大規模物流施設を開発する計画を発表した。
東京貨物ターミナルは、首都高速湾岸線のインターチェンジや東京港国際コンテナターミナル、羽田空港国内貨物地区といった陸海空の貨物流通経路から数km以内に立地する国内最大規模の貨物ターミナル駅。計画されている大規模物流施設は地上5階建て、延床面積約16万1,000平方メートルの規模で、「エフ・プラザ東京N棟(仮称)」と呼称。複数テナントが入居するマルチテナント型の施設となり、大型車両が各階に直接乗り入れられるランプウェイを2基備えるという。三井不動産を開発事業パートナーとして選定し、開発計画の企画立案やテナント誘致、完成後の管理・運営などを任せる。
隣接地には、JR貨物の単独事業による地上5階建て、延床面積約6万1,000平方メートルの物流施設「エフ・プラザ東京M棟(仮称)」を建設。両施設を合わせた延床面積は約22万3,000平方メートルとなり、国内最大規模の物流施設が誕生することになる。M棟は2018年1月、N棟は2019年10月にそれぞれ着工予定。完成時期はM棟が2019年8月、N棟が2021年10月の予定となっている。