ジェイアイエヌは14日、センシングアイウェア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」の一般発売開始を発表した。発売日は11月5日。全国38店舗のJINSショップおよび、JINS MEMEオンラインショップで販売する。
「JINS MEME」は、鼻パッドと眉間部の3点に眼電位センサーを設け、本体に6軸センサーを搭載することで、Bluetooth経由でスマートフォンなどと連携できるウェアラブルメガネ。瞬きや視線移動、体の動きをデータとして取得し、Bluetoothを介してデータをスマホ側で活用できる。2014年5月に開発発表されてのち、研究機関向けへの提供や、データを活用するアプリコンテストなどが開催されてきた。
今回発売されるのは、ウエリントンタイプのフレームをベースにした「JINS MEME ES」と、ハーフリムのスポーツサングラスフレームの「JINS MEME MT」の2種類。価格は前者が税別39,000円、後者が税別19,000円。
「JINS MEME ES」の主な仕様は、レンズタイプがクリア、可視光透過率が97%、紫外線透過率が0.1%以下、搭載センサーが3点眼電位/3軸加速度/3軸ジャイロ、充電時間が約2時間、連続使用時間が最長12時間(リアルタイムモード)/最長24時間(スタンダードモード)、通信方式がBluetooth Low Energy、本体重量が約36gなど。
「JINS MEME MT」の主な仕様は、レンズタイプがミラーグレー、可視光透過率が25%、紫外線透過率が0.1%以下、搭載センサーが3点眼電位/3軸加速度/3軸ジャイロ、充電時間が約2時間、連続使用時間が最長12時間(リアルタイムモード)/最長24時間(スタンダードモード)、通信方式がBluetooth Low Energy、本体重量が約45gなど。
発売に合わせ、公式アプリとして、各種センサーから得られた情報を元に、「ココロ」と「カラダ」の活性度および、そのバランスを測定するアプリ「JINS MEME App」がリリースされる。「ココロ」の活性度は、集中力・活力・落ち着きの状態から「アタマ年齢」を測定。生産性や創造性が高い時にはアタマ年齢が若く表示される。
「カラダ」の活性度では、活動量・姿勢・安定性を元に、歩行時の動きと姿勢、着席時の姿勢などを「カラダ年齢」として可視化。姿勢良く安定して歩行している時には、カラダ年齢が若く表示される。
このほか、6軸センサーからのデータを元に、ランニングフォームをリアルタイムに可視化できる、ランニング用アプリ「JINS MEME RUN」や、3点式眼電位センサーで疲労や眠気にともなうまばたき・視線の変化を補足し、ドライバーの眠気の可能性を画面と音声で告知する「JINS MEME DRIVE」なども提供する。
「JINS MEME App」も含め、いずれも11月5日からiOS版を配信開始。Android版は2016年1月に公開される。対応OSはiOS 8.0以降。なお、体幹レベルを判定しトレーニングをサポートするアプリ「JINS MEME CORE TRAINING」は、2016年1月に提供開始する予定。
同社は、「JINS MEME」をより深く周知する目的で、原宿にある1店舗を「JINS MEME Flagship Store 原宿」として11月5日にリニューアルオープンする。ここでは、従来のアイウェアショップとしてのサービスのほか、「JINS MEME」の世界観や各種アプリの機能がより理解できるような演出がなされており、アプリ開発者や研究者に対しての情報発信やサポートを行なう「DEVELOPER'S STAND」も提供する。