東芝は13日、2015年秋冬モデル新製品の第3弾として、キーボード部のみ着脱できる「dynabook KIRA L93」新モデルなどWindows 10搭載の「dynabook」8機種を発表した。発売は10月23日から順次。秋冬新製品のうち、12型タブレットで世界最薄・最軽量をうたう「dynaPad N72」の詳細は別記事に譲り、本稿では、前モデルからスペックアップした7機種を紹介する。
dynabook KIRA L93
「dynabook KIRA L93/TG」は、着脱式のキーボードと360度回転のヒンジにより、7つのスタイルに変形する13.3型ノートPC。着脱機構はヒンジ部ではなくキーボード上部に設けられ、キーボードを外しても液晶部をスタンド付きタブレットのように使用できることが特徴。
2015年秋冬モデルでは、OSにWindows 10 Home 64bitを採用したほか、ハイレゾ音源のヘッドホン再生が可能になり、録音アプリ「TruRecorder」向けにデュアルマイクも搭載した。また、コンテンツ保護技術「SeeQVault」にも対応する。発売日は10月23日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別240,000円前後。カラーはサテンゴールドのみ。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5500U(2.40GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド液晶(2,560×1,440ドット、タッチパネル)、ストレージが128GB SATA SSDなど。光学ドライブは非搭載。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはUSB 3.0×2、HDMI、microSDカードスロットなどを装備。ステレオスピーカーはharman/kardon製。サイズはW319.9×D227.0×H16.9mm、重量は約1.75kg。バッテリ駆動時間は約9.5時間(JEITA 2.0)。
dynabook KIRA V83、V73、V63
フラッグシップノートPC「dynabook KIRA V」シリーズは、上位モデルで2,560×1,440ドット、下位モデルで1,920×1,080ドットの液晶パネルを搭載した13.3型モバイルPC。秋冬モデルでは、OSがWindows 10 Home 64bitとなったほか、デュアルマイクも搭載した。
ラインナップは、「dynabook KIRA V83/TS」「dynabook KIRA V73/TS」「dynabook KIRA V63/TS」の3種類。発売日は10月23日。価格はオープンで、店頭予想価格はV83が税別200,000円前後、V73が180,000円前後、V63が170,000円前後。
V83の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5200U(2.20GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド液晶(2,560×1,440ドット、タッチパネル)、ストレージが256GB SATA SSDなど。光学ドライブは非搭載。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはUSB 3.0×3、HDMI、約92万画素Webカメラ、SDカードスロットなどを装備。ステレオスピーカーはharman/kardon製。
本体サイズはW316.0×D207.0×H9.5~19.8mm、重量は約1.32kg。バッテリ駆動時間は約13.0時間(JEITA 2.0)。
V73では上記仕様から、重量が約1.1kgに変更となり、バッテリ駆動時間は約16時間になる。V63では、V73の仕様からストレージが128GB SSDに変更される。
dynabook RX73
「dynabook RX73」は、従来のdynabook Rシリーズから新きょう体を採用した13.3型モバイルPC。ACアダプタも小型化した。性能面ではCPUをSkylakeこと第6世代Intel Core iに強化。Windows 10 Home 64bitも搭載している。
ラインナップは、Core i5-6200U(2.3GHz)搭載モデル「dynabook RX73/TWP」、Core i3-6100U(2.3GHz)搭載「dynabook RX73/TWQ」の2種類で、発売日は11月下旬。店頭予想価格は前者が180,000円前後、後者が160,000円前後。カラーはいずれもプラチナホワイト。
CPU以外の主な仕様は共通で、メモリがPC3L-12800 4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、ストレージが1TB SATA ハイブリッドドライブ、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブなど。
インタフェースはUSB 3.0×3、HDMI×1、D-Sub×1、SDカードスロットなど。通信機能は10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1など。本体サイズはW316.0×D229.0×H17.2~21.4mm、重量は約1.44kg。
dynabook RX82
「dynabook RX82/TBP」は、キーボードドックから液晶が着脱できる2-in-1仕様の12.5型モバイルPC。秋冬モデルではWindows 10 Homeの採用に加え、Skylake世代のCore mプロセッサを搭載。USBポートはUSB 3.1 Type Cへと強化された。また、「TruRecorder」向けのデュアルマイクも搭載。コンテンツ保護技術「SeeQVault」にも対応する。
発売日は12月下旬。店頭予想価格は180,000円台半ば。カラーはグラファイトブラックとなる。
主な仕様は、CPUがCore m3-6Y30(900MHz)、メモリが4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)、ディスプレイが12.5型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、ストレージが256GB SATA SSD、光学ドライブが非搭載など。
インタフェースはUSB Type-C×1、microHDMI×1、microSDカードスロットなど。キーボードドックでは、HDMI×1やD-Sub×1を装備する。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1など。キーボードドックでは、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LANも用意する。本体サイズはW309.0×D199.9×H8.8mm、キーボードドック接続時はW309.0×D215.2×H21.0mm。重量は測定中。
dynabook N51
「dynabook N51/TG」は、新たにBraswell世代のIntel Celeron N3050(1.60GHz)を採用した、エントリー向け11.6型ノートPC。Windows 10 Homeや「TruRecorder」向けのデュアルマイクも新搭載した。発売日は10月23日。店頭予想価格は税別100,000円台半ば。
このほかの主な仕様は、メモリがPC3L-12800 4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型ワイド液晶(1,366×768ドット、タッチパネル)、ストレージが500GB SATA HDD、光学ドライブが非搭載など。バッテリ駆動時間は約4.6時間(JEITA 2.0)。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN。インタフェースはUSB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、D-Sub×1、SDカードスロットなど。本体サイズはW289×D199×H21.9mm、重量は約1.4kg。カラーはサテンゴールドを用意する。