徳島を中心としたアニメイベント「マチ★アソビvol.15」眉山山頂特設ステージで11日、「Fate Talk Stage」が行われ、『Fate/stay night[UBW]』でアーチャー役の諏訪部順一、遠坂凛役の植田佳奈、『Fate/Grand Order』マシュ・キリエライト役の種田梨沙らが登壇した。

「Fate Talk Stage」の模様

「マチ★アソビ」2日目の山頂で、10時から行われた本イベント。『Fate/stay night[UBW]』は前夜に同じ会場で「ニュータイプアニメアワード」作品賞を受賞した注目作であるとともに、スマホ向けゲーム『Fate/Grand Order』としての初イベントということもあり、会場は超満員に。朝一番とは思えないほど盛況のステージに、3人は感激している様子だった。諏訪部は、あらためて前夜「ニュータイプアニメアワード」作品賞を受けた感謝を述べ、さらに男性キャラクター賞で『シンデレラガールズ』のプロデューサーに負けた悔しさをコミカルに語って会場の笑いを誘った。

アニメのblu-ray化に関する話題では、TV放送では入りきらなかったシーンや台詞が収録されていることを紹介。諏訪部が「収録で話した長ゼリフが放送されていない」と告白すると、植田は、「最終話の台本の表紙を見て、未来のロンドンでのエピソードが描かれていることに驚きました」と収録中のエピソードを明かした。作品の感想について諏訪部は、「未来の士郎のリア充感に驚きながら、自分の担当部分以外を見ないようにして、一視聴者としてオンエアを楽しんだ」という。

続けて『Fate/Grand Order』の話題になると、植田が『Fate/Grand Order』にハマっていることから、ファンならではのコアな発言を連発。作中では、複数のキャラクターを演じるキャストも多いことから、諏訪部はおなじみのアーチャー以外にセイバークラスの「ジークフリート」を担当した新鮮さを語った。

一方の種田は、主人公のパートナーであるマシュを演じているものの、現時点では一定以上に強化することができないため、パーティーからは外されがちな役どころ。しかし種田は、かたくなにマシュを使いながらも、より強いキャラクターと見比べては葛藤しているという。種田は、マシュ以外にもマリー・アントワネット、マタ・ハリ、清姫を担当しており、「清姫のちょっとエキセントリックな笑い方が難しかった」と振り返った。

イベントでは、『Fate/Grand Order』ならではの企画として、ステージでキャスト陣が実際に10連ガチャを回すコーナーも。10連ガチャにはレアリティが★3から★5までが含まれており、サーヴァント(キャラクター)と概念礼装(装備)がある。3人のチャレンジの中でも特に盛り上がりを見せたのが植田で、最初アーチャークラスを引いたものの、諏訪部が演じるエミヤ(アーチャー)ではなくロビンフッドだったという笑いをまずは提供。しかしその後、自身が演じる遠坂凛が描かれたレア度★5「フォーマルクラフト」を見事引き当て、抜群の引きの強さを見せていた。

また、今後のゲームへの希望を提案するコーナーでは、植田が「イベント周回でカードがもらえるイベントをやってほしい」と発言すると、種田からは「マシュにもイベント衣装がほしい」と切実な訴え。諏訪部は、「自分の演じるキャラを強くしてほしい」と要望を語った。さらに、現在植田も役柄は未公開ながら『Fate/Grand Order』のアフレコ収録を行ったことが明らかにされ、ゲームへの出演が発表されるとともに、今後ハロウィンイベントが開催され、ハロウィン衣装の「エリザベート・バートリー」がイベント限定として登場することが公開された。