ピクテ投信投資顧問は7日、ヴァイオリニスト滝千春さんの応援企画として、社員のヴァイオリン演奏を一曲につなげた動画「ヴァイオリンを弾いてみた」を公開した。
ピクテ投信は、「ピクテ・パトロネージュ・プロジェクト2015」として、現在ドイツ・ベルリンに留学中のヴァイオリニストの滝千春(たきちはる)さんを応援している。同社は、このプロジェクトを通じて、社員1人1人がどのように文化・社会に貢献できるかという点に重きを置き、「創意工夫ある企画の立案に努め、手作りで心のこもった活動を行っていくことを目指している」(同社)という。
また、同社に大切な資金を預けている投資家も間接的なパトロンであることを常に念頭に、「だからこそ問われる心のこもった真摯な応援スタイルを目指している」(同)としている。
「ヴァイオリンを弾いてみた」公開 - ピクテ社員と滝さんの音色の差に愕然?!
新たに公開した動画コンテンツ「ヴァイオリンを弾いてみた」は、同社の社員ひとりひとりがクラシックへの理解を深め、自らもヴァイオリンに親しむことが応援活動の基本という考えに基づいてスタート。
同動画は、ヴァイオリン未経験の社員を中心に、簡単な演奏に挑戦し、それを編集して一曲につなげるというユニークなストーリーとなっている。挑戦した曲目は、滝さんが幼い頃初めて家族の前で演奏を披露したという思い出の曲「きらきら星」。ラストには滝さん自身も「きらきら星」を演奏し、社員たちの演奏とはかけ離れた、ひときわ美しい音色が印象に残るエンディングとなった。「滝千春さんの演奏のすばらしさを、より直接的に、また印象的に伝えたいという思いのこもった動画」(同)となっている。
滝千春さんは、動画の中で「単なる宣伝や(資金面の)支援というだけでなく、社内の皆さんが楽しんでくださっていることがありがたく、またうれしく感じます」とコメントしている。
ピクテ投信投資顧問では、ピクテ・パトロネージュ・プロジェクトを通じ、豊かな感動を提供できるようなピクテらしいアイディアや方法にこだわりながら、真摯に活動を続けるアーティストの応援を続けていくとしている。
<滝千春(たきちはる)さんプロフィール>
1987年東京生まれ。5才よりヴァイオリンを始め、上西玲子、辰巳明子、ザハール・ブロンの各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て、チューリッヒ芸術大学を卒業。2012年よりハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでサシュコ・ガヴリーロフに師事している。2001年、ノヴォシビルスク国際ヴァイオリン・コンクール(ジュニア部門)第1位、2002年、ユーディ・メニューイン国際コンクール(ジュニア部門)第1位、2006年、ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクール 第3位。2002年、桐朋学園音楽部門創立50周年記念演奏会のソリストに抜擢され、小澤征爾の指揮で協奏曲を演奏。以来、高校在学中より本格的音楽活動を開始。国内の主要オーケストラ等に招かれ数多く共演している。2008年には、紀尾井ホールにて清水和音との共演でデビュー・リサイタルを行った。最近では、2015年3月、高関健指揮/京都市交響楽団と共演、8月には、スイスのダボス国際音楽祭に招かれ、数多くのコンサートに参加した。10月以降は、国内での演奏活動のほか、2015年11月、ベルリン・フィルハーモニーにて石川星太郎指揮/新ベルリン交響楽団と共演予定。高い技術力と豊かな音楽性が高く評価されており若手実力派ヴァイオリニストの一人として意欲的にコンサート活動を行っている。ベルリン在住。公式サイトはこちら。