キヤノンは10月13日、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G5 X」を発表した。1型CMOSセンサーと電子ビューファインダー (EVF)、バリアングル液晶を搭載する。発売は10月22日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでは税別91,800円で販売する。
PowerShot G5 Xは有効2,020万画素の1型CMOSセンサーと35mm判換算で24~100mm相当の光学4.2倍ズームレンズ(F1.8~F2.8)、画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載する高級コンパクト機。ここまでの仕様は、2014年発売の姉妹機「PowerShot G7 X」と共通だが、新たにEVFとバリアングル液晶を搭載したこと、USB充電に対応したことが特徴となっている。
PowerShot G5 XのEVFは、236万ドット表示の有機ELパネルを採用。キヤノンの光学技術を組み合わせることで、EVFの隅々まで良好な解像感を提供する。体感120fpsの高速表示も可能となっている。
さらに、EVF内の撮影情報表示を一眼レフのEOSシリーズに近いUIにして、EOSのサブ機として使うユーザーに扱いやすくしている。カメラの構えに合わせて、自動的に縦位置表示に切り替わるなど、他社製品にない工夫も加えている。
操作面では前面に電子ダイヤルを追加。露出補正ダイヤルなどと合わせて、EVFに目をあてたまま、スムーズに撮影設定の変更を行える。撮影機能では、オートNDフィルターを搭載するほか、PowerShot Gシリーズでは初めてBULB撮影に対応。スマホアプリ「Canon Camera Connect」を介してのリモート撮影も可能となった。
本体サイズはW112.43×H76.4×D44.2mm、重量は約377g (バッテリーとSDカード含む)。最高ISO感度は12800。最短撮影距離は約50cm。バリアングル液晶の可動範囲は左右に約175度、上下に約270度。モニターサイズは3型、表示解像度は約104万ドット。通信機能はNFCとWi-Fi機能を装備する。