アイデムは7日、「2016年3月卒業予定者の就職活動」に関する調査の結果を発表した。期間は、9月1日~3日。対象は、2016年3月卒業予定の大学4年生・大学院2年生の男女657名。

9月1日時点で、76.1%が「内定獲得」

2015年9月1日時点の就職活動において、「現在行っている主な活動」を聞いた。結果、1位は59.1%で「内定獲得/就活終了段階」だった。以降、「面接・試験段階」(16.9%)、「内定獲得/就活継続段階」(16.3%)と続いた。

昨年の選考活動開始約1カ月後である2014年4月末調査では、「面接・試験段階」(32.6%)が最多。次いで、「内定獲得/就活終了段階」(30.2%)だった。

「現在の就職活動のステータス(主な活動)」

「内定獲得状況」を聞くと、76.1%が「内定あり」、23.9%が「内定なし」だった。内定を保有する学生の一人当たりの内定獲得社数は平均2.3社となり、前年10月1日調査での平均2.0社を上回った。

「7月以前の内定獲得状況」

「8月中の内定獲得状況」

9月1日時点で内定を獲得している学生に、「7月31日まで」と「8月」の内定獲得状況について聞いた。7月31日までに1社以上の内定を獲得していた学生は、「1社」(39.8%)、「2社」(18%)、「3社以上」(20.4%)の計78.2%だった。企業規模に対する志向別で比較した結果、内定獲得者の82.4%が「中小企業志向」で最多となった。

8月に1社以上の内定を獲得した学生は、「1社」(31.4%)、「2社」(13.4%)、「3社以上」(5.8%)の合計50.6%だった。企業規模に対する志向別で見ると、「大企業志向」が59.6%で1位だった。

「入社予定企業の決定理由」を聞くと、1位は「会社の雰囲気」(38.1%)だった。次いで、2位は「業界」(31.4%)、3位は「職種」(30.2%)、「採用担当者や社員の人柄」(27.6%)となった。

「入社予定企業の決定理由

男女別でみると、男性の「給与」の回答が29.2%で、全体平均22.2%を7pt上回った。文理別においては、理系学生の「職種」の回答が43.3%となり、全体平均30.2%よりも13.1pt高くなった。