エンプライズはこのほど、外出先で親が子どもを見失ってしまう「親子の迷子」に関する調査を実施し、その調査結果を発表した。調査対象は全国の30~40代の子持ち男女500名(有効回答数は224)で、調査方法はインターネット集計。集計期間は9月1日。

「はぐれることが多かったと感じる子どもの年齢を教えてください」

まず、今まで外出先で子どもとはぐれたことがあるかと尋ねると、5割近い44.8%が「ある」と回答。続いて、はぐれることが多かった子どもの年齢を尋ねると、2歳~5歳が5割以上(54.0%)という結果であった。

はぐれたことがある人に、よくはぐれる場所を尋ねたところ、「ショッピングセンター」(70.1%)が他を大きく引き離して1位となった。続いて2位に「遊園地」(26.3%)、3位に「スーパー」(21.4%)がランクイン。色々なジャンルのテナントや子ども向けの催事など、子どもにとって誘惑のたくさんあるショッピングセンターが納得の1位となっている。

「子どもとよくはぐれた場所はどこですか」

次に、どういうときにはぐれるかと尋ねたところ、僅差で1位だったのは「親が何かに夢中になっている間に見失う」(38.4%)で、2位は「子どもが先々と行ってしまう」(36.2%)となった。はぐれた時の対処法は、1位「子どもの好むコーナーに行く」(40.2%)、2位「インフォメーションに行く」(30.4%)、3位「名前を呼ぶ」(17.4%)であった。

「どういう時にはぐれましたか」

「はぐれたとき具体的にどのような対処をしましたか」

そこで、事前にはぐれること想定して、迷子グッズや家族ルールなどの対策をしているかと尋ねたところ、20.4%が「ある」と回答。具体的な対策を尋ねたところ、1位は「はぐれた時の待ち合わせ場所を決めておく」(35.3%)、2位は「いつでも連絡をとれるようにスマホを持たせている」(22.5%)、3位は「行ってはいけない場所を子どもと共有しておく」(18.6%)という結果となった。

なお、「子どもとはぐれたことが引き金で、夫婦喧嘩まで発展したことがある」人は11.8%、「子どもとはぐれるのが嫌で家族での外出は避けたい…と思ったことがある」人は12.4%を占めた。同社は調査ポートの最後に、「共に苦難を乗り越えてこその家族の絆。小さなところにも試練は潜んでいると言えるでしょう」とコメントしている。