本田技研工業(ホンダ)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは現地時間の8日、米国フロリダ州オーランド市にて10月15日~18日の期間に開催される国際モーターサイクルショー「AIMExpo(American International Motorcycle Expo)」に、スポーツモデル「CBR500R」をワールドプレミアとして出品すると発表した。

「CBR500R」サイドビュー

CBR500Rは、CBRシリーズのミドルクラスとして、エントリーライダーやステップアップライダーから、気軽に乗りたいベテランライダーまで、幅広い層に対応するモデル。今回は、フラッグシップモデル「CBR1000RR」のDNAを受け継いだ外観に刷新させるとともに、新形状のマフラーを採用するなど、よりスタイリッシュで、心地よいエキゾーストサウンドを楽しめるモデルに進化させている。

「CBR500R」フロントビュー

新採用のLEDデュアルヘッドライトを装備し、よりスラントさせた印象的なフロントフェイスから、同じく新採用のLEDテールランプを備えて跳ね上げたリアまわりまで、エッジの効いたキャラクターラインとすることで、風を切る流れを表現したデザインを実現。新形状の異型断面のマフラーは、内部構造などを変更してマスの集中化を図るとともに、低音の効いた歯切れの良いエキゾーストサウンドを実現した。そのほか、フューエルタンクを新設計して容量拡大と給油の利便性向上、フロントサスペンションにプリロードアジャスターを装備、ブレーキレバー調整機構の装備が行われている。

この外観を刷新したCBR500Rは、アメリカでは2016年に発売を予定。販売地域は、北米、欧州、アジアに加え、日本では「CBR400R」として販売を計画している。