東京都は10月9日、東京ブランドを推進する新プロジェクト「東京ブランド推進キャンペーン」を発表。ブランドコンセプトに基づく新たなロゴ・キャッチコピー「& TOKYO(アンドトーキョー)」を国内外の様々なシーンで活用することで、東京ブランドの浸透を図る。
同キャンペーンは、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催とさらにその先を見据え、旅行地としての東京を強く印象づける「東京ブランド」の確立に向けた取り組み。「& TOKYO」は、 「東京のブランディグ戦略」(3月策定)で定めたブランドコンセプト"伝統と革新が交差しながら、常に新しいスタイルを生み出すことで、多様な楽しさを約束する街。"に則って定められた。
「& TOKYO」には5つの"東京独自の価値"を5色で表現しており、その色にも伝統色を用いることで、伝統と革新が融合する東京の歴史と多様性を表現している。また、"&"の前に様々な言葉や企業ロゴ等を組み合わせることによって、それぞれが東京とつながるようになるのも特徴のひとつとなっている。
この「& TOKYO」の活用事例については、10月16日より「東京ブランド推進キャンペーン」の一環として、都民等を対象に広く募集する。申請方法など詳細は16日に公表を予定している。
さらに、「& TOKYO」に込められた「東京とつながる。何かがはじまる。」というメッセージを伝えるため、国内・海外用ポスターを作成。国内用は「& TOKYO」を強調し、外国人旅行者が集い、楽しむ、魅力的な東京を表現している。一方、海外用では5つの"東京独自の価値"をモチーフに用いて表現した。
ポスターと合わせて制作された「& TOKYO」を伝えるイメージ映像では、男性と女性の外国人旅行者の東京体験を中心に、温泉や祭り、ゲームや食、芸術など東京の「いま」「ここ」でしか味わえないものを詰め合わせた。映像には東京ブランドに賛同した北野武氏や草間彌生氏、武蔵川親方(第67代横綱)、水原希子氏、MAN WITH A MISSION、CTSという世界的な著名人が登場する。東京ブランド映像は10月22日~31日まで、東京国際映画祭にて作品上演前に放映される。
また同時に、舛添要一都知事が世界の旅行者に向けて東京の魅力を案内するPR映像も作成。浜離宮などの観光名所を巡りながら、知事が"水の都"東京を紹介する内容となっている。この映像は今後、海外での観光プロモーションなど様々な機会で活用される予定となっている。