デルは8日、ノート型ワークステーション「Dell Precision」をリニューアルし、15.6型と17.3型の新モデル(4シリーズ)を発表した。最小構成価格は179,980円(税別)から。

型番の表記も変わり、エントリークラスが「3000」番台、メインストリームが「5000」番台、プレミアム(ハイエンド)クラスが「7000」番台となった。今回の新モデルは、15.6型エントリーの「Dell Precision 15 3000」シリーズ、15.6型メインストリームの「Dell Precision 15 5000」シリーズ、15.6型プレミアムの「Dell Precision 15 7000」シリーズ、17.3型プレミアムの「Dell Precision 17 7000」シリーズとなる。

いずれも、CPUには第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)、またはIntel Xeon E3-1200 v5ファミリーを搭載でき、チップセットはMobile Intel CM236だ。OSは、Windows 7 Professional 64bit版、Windows 8.1 Pro 64bit版、Windows 10 Pro 64bit版から選べる。

Precision 15 3000シリーズ (モデル#3510)

Precision 15 3000シリーズ (モデル#3510)

最小構成価格は179,980円(税別)。15.6型の液晶ディスプレイは、1,366×768ドット・ノングレア、1,920×1,080ドット(フルHD)・ノングレア、1,920×1,080ドット(フルHD)・グレア・タッチ対応から選択。グラフィックスはCPU内蔵か、AMD FireProとなる。

メモリはDDR4-2133を最大16GB(NECC)、または最大32GB(ECC)、ストレージの選択肢は最大1TB HDDや最大512GB SSDだ。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1で、USB 3.0×3やHDMI 1.4出力などを搭載する。オプションでThunderbolt 3、USB 3.1 Type-Cにも対応可能。本体サイズはW377.1×D252.6×H24.55mm、最小重量は2.23kg。

Precision 15 5000シリーズ (モデル#5510)

Precision 15 5000シリーズ (モデル#5510)

最小構成価格は279,980円(税別)。Precision 15 3000シリーズとの主な違いとして、15.6型液晶ディスプレイにタッチ対応4K(3,840×2,160ドット)を、グラフィックスにNVIDIA Quadroを選べる。ストレージは最大2基を搭載でき、PCIe・M.2・NVMeをサポート。本体サイズはW357.1×D235.4×H11.4~16.7mm、最小重量は1.78kg。

Precision 15 7000シリーズ (モデル#7510)

Precision 15 7000シリーズ (モデル#7510)

最小構成価格は259,980円(税別)。メモリスロット×4基を備え、DDR4-2133を最大64GB(ECC)、または最大32GB(NECC)を搭載できる。グラフィックスの選択肢にAMD FireProとNVIDIA Quadro、15.6型液晶ディスプレイの選択肢に4K(3,840×2,160ドット)IGZOが加わるなど、上記のPrecision 15 3000シリーズやPrecision 15 5000シリーズよりもスペック構成の柔軟性が高くなっている。本体サイズはW378×D263×H27.7~33mm、最小重量は2.79kg。

Precision 17 7000シリーズ (モデル#7710)

Precision 17 7000シリーズ (モデル#7710)

最小構成価格は279,980円(税別)。17.3型の液晶ディスプレイには、1,920×1,080ドット(フルHD)IPSや、4K(3,840×2,160ドット)IGZOが選べる。基本的なスペック構成のメニューはPrecision 15 7000シリーズとほぼ同じだが、ストレージは最大3基を搭載できるようになっている。本体サイズはW417×D281.4×H28.5~34.5mm、最小重量は3.42kg。