台湾MSIは8日、GPUの冷却機構にCorsair製水冷ユニット「Hydro series H55」を採用した、NVIDIA GeForce GTX 980 Ti搭載グラフィックスカード「GTX 980Ti SEA HAWK」を数量限定で発売した。店頭予想価格は税別109,060円前後の見込み。
「Hydro series H55」は、マイクロフィンを採用した銅製ベースと高速循環ポンプ、ロープロファイルのアルミ製ラジエータを備えた水冷ユニットで、効率的なGPUの冷却を可能とするという。また、本体にはメモリや電源回路向けに空冷ファンを搭載し、カード全体を冷却する。
水冷でGPU、空冷でカードメモリや電源回路を冷却することで、通常のGeForce GTX 980 Ti搭載カードと比べ、高い周波数で動作するという。リファレンススペックでは、 ベース:1,000MHz、ブースト:1,075MHzのところ、「GTX 980Ti SEA HAWK」ではベース:1,190MHz、ブースト:1,291MHzまで動作周波数を引き上げている。また、メモリについても7,000MHzから7,096MHzまでオーバークロックしている。
このほかの仕様は、CUDAコアが2,816基、メモリが384bit接続のGDDR5 6GB、補助電源コネクタが8ピン×1、6ピン×1、TDPが250W、画面出力インタフェースがDL-DVI-I×1、HDMI 2.0×1、DisplayPort 1.2×3。
本体サイズは、カード本体がW270×D111×H40mm、ラジエータがW151×D118×H52mm。重量は全体で1,286g。MSI独自のOCソフト「AFTERBURNER」が付属する。