ソフトブレーン・フィールドは、「資格・免許(運転免許除く)」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査は8月7日~13日、30代~40代の主婦を中心とする既婚女性を対象にインターネットで行われ、3,226名(平均47歳)から有効回答を得た。

専業主婦64.6%が「資格・免許」を保有

「運転免許以外の資格・免許の保有状況」

調査ではまず、運転免許以外の資格・免許の保有状況について調べた結果、既婚女性68.7%が何らかの資格や免許を保有していることがわかった。また、専業主婦に絞って見ても、その保有率は64.6%と6割を超えた。さらに、いくつ保有しているのか聞いたところ「1個(31.3%)」「2個(18.4%)」「3個以上(14.9%)」となり、専業主婦の3人に1人が運転免許以外の資格や免許を複数個保有していることがわかった。

人気の資格1位は「簿記」

「保有している、最も役に立った資格・免許について」

続いて、専業主婦の方で何らかの資格・免許を保有していると回答した1,018名を対象に、どのような資格・免許を保有しているのか集計したところ、保有している人数が最も多かったのは「簿記」で26.9%だった。「簿記」は最も役に立った資格・免許でも1位となっており、多くの人が取ってよかったと考えているよう。そのほか「珠算検定(19.9%)」「英検2級以上(19.0%)」「秘書技能検定(17.3%)」「教員免許(14.9%)」などの保有率も高かった。

取得理由は「就職のため」と「好奇心」

「最も役に立った資格・免許を取得した理由」

最後に、最も役に立った資格・免許を取得した理由について尋ねたところ、最も多かったのは「就職のため(35.5%)」だった。次いで「興味はあったから(20.3%)」となっており、専業主婦の5人に1人が興味・好奇心から資格・免許の取得にチャレンジしたことがうかがえた。

具体的には、下記のようなコメントが寄せられたという。

・「グルーデコ、モードジュエリーを取得し、作品の制作、指導に有効的に活用できています。以前より手作りが好きな私でしたので、趣味と実益が合致し、とても毎日楽しいです」(資格名:グルーデコ認定講師、モードジュエリー認定講師、40代)

・「子供のアトピー対策でアロマセラピストの資格を取得。きっかけは素人判断で本に書いてある通りにアロマを配合して子供に塗ってみたら湿疹が出てしまい、アロマセラピストの方に相談したところ子供への配合割合が濃すぎたとのことでした。やっぱりきちんと勉強しないとアロマセラピーのような自然療法も怖いのだと身に沁みて、勉強して資格を取りました。今でも役に立っています」(アロマセラピスト、50代)

・「子供が保育園に入る前に興味があった資格をとろうと思い、自宅で勉強できる通信教育を申し込み、子供が寝ている時などに毎日コツコツ頑張りました。睡眠時間を削ってレポートを提出したり、大変なこともありましたが、無事資格がとれてうれしかったです。子供が保育園に入った途端、医療事務の仕事の誘いがあって資格を生かすことができました」(医療事務、40代)

一方で、「出産に伴って退職し、再就職に使えるかと思い医療事務の勉強をしました。子供が幼稚園に入り、さぁ職探しと思ったら募集があるのは8時からが多く、子供が入った幼稚園は8時前からは見てくれず、いまだに出番はありません」(医療事務、30代以下)といったように、せっかくの資格・免許を生かせていないという意見も多数見受けられた。