エレクトロニクス関連の総合展示会「CEATEC JAPAN 2015」が10月7日より千葉の幕張メッセで開催されている。この記事では、テレビ関連の見どころについてまとめていく。
三菱電機ブースにはRGBレーザーバックライトテレビが
三菱電機ブースでは、BT.2020規格の色域デモを行っている。下の写真の左側は、従来の4K液晶テレビにBT.709規格の映像(現在のハイビジョン放送)を表示したもの。右側はRGBレーザーバックライトを採用した4K液晶テレビにBT.2020規格の映像を表示したものだ。
NHKとJEITA、8Kハイブリッドキャストなどの技術展示
NHK JEITAブースでは、現在行われている4K放送やVODサービスと、2018年の開始を目指している4K BS放送に関する技術の展示が中心だ。「Channnel 4K」の受信デモのほか、東芝の未発表65V型4Kテレビも参考出展されている。
Ultra HD Blu-rayに採用されている「HDR」の効果についてのデモも行われている。デモの内容は、同一のテレビでSDR(現在の画質)の映像とHDRの映像を切り替えて表示するというものだ。
また、今後の4K/8K放送技術の中で大きくスペースを割いて展示されているのがハイブリッドキャストだ。データ放送では番組とデータの両方を電波に載せて送信しているのに対して、ハイブリッドキャストでは、番組は電波で、データはインターネット経由で送られる。2K放送でのハイブリッドキャストは2013年9月にスタートしているが、今回展示されているのは、4K/8K放送でのハイブリッドキャスト。高精細な大画面により、これまで以上のインタラクティブなサービスが提供される予定だ。