ロート製薬はこのほど、「目の疲れを取る&予防する6つの習慣」についての情報を公開した。
同社によると、脳が直接支配する12本の神経のうち、6本が目の機能に使われているという。目の疲れをそのまま放置すると、やがては体にまで影響し、肩こりや冷え症にもつながるとされている。視力は変えられなくても、目の疲れはコントロールできるとして、同社では「目の疲れを取る」「予防する」6つの習慣を紹介している。
「疲れたときの3つの習慣」の1つ目は、「指を立てて目で追い、目の筋肉を動かすこと」。目の疲れは毛様体筋だけでなく、目の周りの筋肉も緊張状態になっているため、筋肉を動かすことが大切とのこと。顔の前で人さし指を立て、指を上下左右、右回り・左回りに動かしながら、その指を目で追うことを1日3回程度すると、筋肉の緊張がほぐれ、疲れに効果的だという。
2つ目は「目薬をさして、5分だけ目を閉じる」。仕事中や活動中、目の疲れを感じるときに目を閉じると、目の筋肉を休めることができる。疲れ目用目薬は、ピント調節筋の疲れを回復させる「ネオスチグミンメチル硫酸塩」配合のものがおすすめとのこと。
3つ目は「就寝前に、じっくり温めること」。ホットタオルなどを目の上に乗せて、目と目の周りをじっくり温めると、血流改善により酸素や栄養素が運ばれる。
「予防するための3つの習慣」の1つ目は、「近くや遠くを交互に繰り返し見ること」。近くばかりを見る生活では毛様体筋の緊張状態が続いてしまうため、遠く(2~3m先)の景色を見たあと、近くの景色を見ることを毎日10回ほどを目安に行うと効果的だという。
2つ目は「メガネをうまく活用すること」。近視が強く、裸眼ではよく見える距離が近すぎる場合は、度数の少し弱いメガネと併用することが大切とのこと。反対に、生まれつき目がいい人は近くにピントを合わせるときに毛様体筋に大きな負担がかかるため、毛様体筋に負担をかけない度数のメガネを活用すると、目の疲れを軽減できる。
3つ目は「抗酸化作用のある食材を摂(と)ること」。抗酸化作用のある食べ物は、体内の活性酸素を取り除いて疲れにくくする働きがある。同社では、おすすめ食材として、アスタキサンチンを多く含む「サケ、いくら」、ビタミンCを多く含む「赤ピーマン、キャベツ」、ビタミンEを多く含む「アーモンド」などを挙げている。